俺の香港を守れ! 元エリート官僚とノンポリおじさんが「共に戦う理由」
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安田峰俊さんが精力的に現地の人にインタビューしてメチャ面白い記事にしている。以下の香港官僚の話は、先日のふるまいよしこさんの林鄭月娥についての記事とあわせて読むと、とても立体的に感じられる。
> S:上司の方針が間違っていると感じれば反対・討論することが認められる。これは英国が残してくれた香港の公務員の素晴らしい規律で、多くの人はそれに誇りを持ってきた。
> ―行政長官の林鄭月娥だって、英国植民地時代から公務員として叩き上げの人物ですが。
> C:そうだ。だから僕たちは当初、彼女に期待していた。
> 林鄭月娥は「わかってる人」なのだろうと。英国時代からの公務員なら、もっと理性的だろうと思ったんだけどね。
一方で専門卒商店主も「林鄭月娥の態度が悪くて、偉そうだった」をデモ参加理由に挙げていたりする。こうした両面の声があっての200万人デモへの結実だったのだなあと。
そして極めて正直な、以下の反送中への反対理由おもしろいw
> 中国で商売していたら、誰でも絶対にワイロなり何なりの悪いことはやっている。やっていなければ商売できないもの。経済犯罪は引き渡しの対象にならないというけれど、別件のでっちあげはあるだろう。
注目のコメント
『――今回、政府庁舎の窓に内側から「反送中(逃亡犯条例改正反対)」の紙が貼られていたことも話題になりました。内心、政府の職員たちも嫌がっていたのでは?
S: 上司の方針が間違っていると感じれば反対・討論することが認められる。これは英国が残してくれた香港の公務員の素晴らしい規律で、多くの人はそれに誇りを持ってきた。正直、1997年に中国に返還されてから、徐々に大きく変わってきているのがこの点だ。現在は、「上」が決めたことは合理的な理由がなくても従わなくてはならなくなってきた。これは法治ではない。悪しき人治であり、社会の後退だよ。』(本文より)
日本は既に、政権党がそうなり、国会もそうなり、行政も忖度が優先されて、誰も疑問を持たなくなってしまった。
悲しい。