家計を助けるため一家総出で労働。日本人の経済状況はかなり苦しくなっている?
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すべての根本原因は昨年消費税の増税が行われたことにより経済成長に急ブレーキがかかったことにあるでしょう。
経済成長が少なくとも他の先進諸国並に達成され続ければ失業率の低下、雇用の増加、そして雇用の質の改善が行われるものを、余計な策を弄するからこういうことになるのだと思いますね。昔から(50年以上前)主婦は、算盤塾の先生、お茶お花の先生、ピアノや御習字の先生、洋服や和服の仕立て物、内職等をして家計を助けてきました。
結婚してから33年、ご近所の奥様方、子供の同級生のお母様方、皆さん専業主婦はお会いしたことがありません。教育費と住宅ローンが高い日本は、仕方の無い事だと思います。
離婚や夫の病気など、夫の収入が当てに出来なくなる可能性を頭に入れれば、仕事は持っていたほうがベストだと存じます。労働力率が上がることは、社会的に見れば悪いことではありません。
ただ、それが自分の能力や資質を活かして社会に貢献するという積極的な動機ではなく、世帯主の稼ぎが悪いからという消極的な理由だと推測できるから問題だということでしょう。
事実、日本の男性の経済力は10年前と比べても格段に落ちています。国税庁の「民間給与の実態調査結果」によれば、40歳代男性の2013年の年平均給与は、2003年と比べると以下の通り下落しており、1馬力で家計を持たせるには苦しくなっているのが伺えます。
・40〜44歳 ▲49万円
・45〜49歳 ▲13万円
まるで「働けど働けどなお我が生活楽にならざりじっと手を見る」と詠んだ石川啄木のようです。