田原総一朗「竹中平蔵氏に大批判 その異常さを日本は受容できない」 〈週刊朝日〉
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注目のコメント
右も左も竹中さんを強く批判するけど、その理由は日本のコンセンサスは現状維持だからだと思う。世界の国々が生産性を向上し、経済は成長を続ける中で、残念ながら日本は右も左も「競争原理」を忌避し続けた。日本の生産性は相対的に低下し、当然の如く経済も停滞する中で、その原因として右も左も別の理屈から竹中さんという都合の良い存在をスケープゴートにした。
右の立場から見れば、世界第二位の経済大国だった「偉大な日本」が失われた三十年を過ごした理由として、自民党の外部から民間人の学者として入閣し、異質の「新自由主義」を推進した竹中さんが都合良く批判される。左の立場から見れば、産業や働き方に「競争原理」を持ち込み、現状維持に安住する基盤を毀損した竹中さんは都合良く批判される。気の毒なことだと思うけど、右も左も責任を他人に押し付ける対象として竹中さんは当て嵌まる。竹中平蔵氏が、一貫しているのは、日本のためではなく、自分の功名、利得のためということ。
「政治かでも学者でもない」とは、まったく的を射た表現だ。政治家の矜持も学者の矜持もないからだ。
こういうのを「虚構の人」という。これを見極められないのは、自分も同根だからだ。
日本の政治が、このような「虚構の人」の集団でとり行われている。それは、鵺のような存在だ。