電気自動車普及のカギを握る電池技術の現在地
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EVの肝となる電池の現状リポート。現在の技術的な問題点と動向を研究者側から。リン酸鉄系が主流になるかも…というあたりとても面白かった。「集合住宅における普通充電器の設置促進施策と急速充電網の整備」が必要な点は全面同意。
注目のコメント
山田淳夫先生のインタビュー記事!初めてメディアインタビューを受けたのを見ました。コメントされてる皆さんの評判が良いので、まだ記事読んでませんがインタビューイーを見て納得です。
山田先生は元SONYでバッテリー開発に従事し、大学へ転身して東工大から現在は東大に所属。燃えない水系電解液を提案したり、先日もバッテリーの電極を構成する金属酸化物のグッドイナフ=金森則を破る酸素結合エネルギーによる熱損失が発生しない正極活物質の論文を発表されていました。
(ご参考)https://newspicks.com/news/5583770
じっくり読んでからコメント追記しますが、必見だと思います。
追記
https://newspicks.com/news/5582936
こちらでもコメントしましたが、充電器の普及には導入主体のインセンティブが必要です。GSのように燃料を販売してpay出来ないのが充電ステーション。
その上、山田先生も指摘しているChaojiなどの急速充電器の導入ですが、低圧を100Vを200Vにしたところで焼け石に水で、EVだけでなく充電器もという指摘に加えて、キュービクルや電力網の対応が不可欠になります。
ここを指摘する記事にはお目に掛かったことが有りません。NRIがバッテリー・バリティの概念を提示した際の数年前の経産省のレポートに言及されていたくらいで、PVを設置したり強力なインバータを導入するだけではダメです。
なので小一時間の用事がある商業施設やコミュニティ会館のようなところで100V充電させることが、現在の最適解となります。ヤマダ電機が店舗網を拡大させると発表していましたが、全駐車スペースに充電器を設置して、その上でスマートキーを使ったEVの展示販売を行うのは面白いと思います。
そして何よりも大事なことを山田先生は最後に挙げてくれてました。電池研究者の育成です。バブル世代の電池研究者は中韓メーカーへ魂を売ることで生き延びることが出来ましたが、若手の研究者は大学もさることながら日系メーカーで受け入れるところも少なくなっているように映ります。
うちにも優秀な若手がおりますが、もっももっと活躍して欲しい。そのためには最終製品を売り切る豪腕を発揮することも日系メーカーには必要でしょう。良記事かと思います。
こう言う情報をマスメディアは配信すべき。
正極にリン酸鉄を使用したタイプを推されてますね。
エネルギー密度が低いのでデカく重くなりますが、確かに現実解としてはアリでしょう。
と言うか、テスラモデル3でパナのNCA搭載車とリン酸鉄搭載車で車重はどの位違うんだろうか。
ざっくりNCAとリン酸鉄で重量エネルギー密度は倍違う。
モデル3スタンダードレンジで50kWh。
NCAならバッテリー重量250kg、リン酸鉄なら500kgになりそうだが。
本文中に重量エネルギー密度について言及が無いのが気にはなる。