焦点:G20サミット、目立つ参加国の亀裂 米中首脳会談に脚光
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米中も米イランも米露も、一筋縄ではいかない。G20で何か進展があるとの期待は裏切られる可能性大だ。アメリカ経済が好調なうちは2選を目論むトランプが軟化することはない。
注目のコメント
トランプ大統領がマルチ(多国間の枠組み)に背を向けてバイ(一対一)の交渉を優先させる姿勢を貫く中では、G20の存在意義は色あせてきたようにも思えます。今回も明らかに注目はG20よりも米中首脳会談に集まっています。ただ、G20があったから、米中首脳がどちらかに出向くことなく首脳会談が開ける環境が整ったと言えなくもありません。
バリバリの保護主義的政策を国内選挙での重要公約としている大国があり、その大国に追従することを外交交渉の基本としている日本が議長国を務めるサミットでは、国際経済の主要問題の解決は望めないと、残念ながら思います。軍事的緊張がある程度緩和されればそれで十分成功だと覚悟すべきかと感じます。
とりあえず市場としては、米国の対中追加関税第四弾となる3250億ドル相当に対する25%追加関税が延期されればポジティブに反応するでしょう。
ただ、7月以降の企業決算の内容が悪ければ、そのリスクオン部分が相殺されてしまう可能性もあると思います。