Post-IPOスタートアップは市場リスクの低減を目指せ —日本の株式市場のあり方に関する試案— Vol.4
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>Post-IPO スタートアップが市場リスクを低減するために必要なことは、IPO時のオファリングサイズ(売出+増資)を大きくすること(端的には100億円以上が一つの目安)である
なるほど!しかし、多くのスタートアップにとってはかなりハードルが高そうである。。
注目のコメント
株式市場は、株式を買いたい投資家と、株式を発行して資金を調達したい会社を繋ぐ役割を担いますが、参加するプレイヤーの絶対数は圧倒的に投資家の方が多いため、いきおい、株式市場を巡る言説の多くは投資家の視点を基にしたものになりがちです。それは今般の市場見直しの議論も然りでしょう。
もちろん、それはそれで重要な価値ある議論ではありますが、投資家視点にばかり集中すると、株式市場を介して企業が必要な資金を獲得するといった機能に関する考察が抜け落ち、バランスを欠きます。この点、発行会社側の視点に立った議論が発行会社の側からよりなされて然るべきだろうと考える次第です。
会社を経営する立場だと、どうしても自社の事業性にばかり目が向きがちですが、その定義上も必然的に事業リスクが高いスタートアップであれば、市場リスクを抑制することで、より経営の自由度が高まるのではないでしょうか。
またサブの論点ではありますが、オファリングサイズが大きくなることで、仲介する証券会社のインセンティブ構造がどのように変化するのかも、実務的には注意すべきポイントだと思います。"大量保有報告書の情報を元に新興の上場企業に実際に投資しているロングオンリー投資家の例を見ると、1社に対して数十億円前半(数百億円の時価総額の会社の5%程度)の規模で投資をしているケースが多いようです。"
本当に多いの?
理系の人間からすると、factをデータで示して欲しい。そして、参考文献を。