新型iPhone、世界で品薄のワケ
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Appleからすれば安いSEを売りたい訳がない。売上のトップラインと高利益率を保とうと思えば、iPhone 6sないしは7が売れてくれないと困る。SEはチップなどでは最新のものと同じものを採用しているが、筐体、ディスプレイなど殆どiPhone5と変わらない部品も多く、部品の値段もこなれている。部品メーカーからしてもSEがバカ売れして、嬉しい声が聞こえてくるわけもない。供給者側の論理と需要側のミスマッチが品薄を招いているのだとしたら、「iPhoneシリーズの低価格化」、が市場がもっとも求めていること、ということになる。(6が出るまでは「大画面化」が最も強いニーズだったと思うが)
この乖離が長く続けば、安い高機能スマホを供給するメーカーに流れていくリスクは少なからず出てくるのだろう。
追記
ちなみに台湾KGI証券やみずほ証券の見立てを総合するとiPhone7はシングルカメラの4.7インチと5.5インチ、5.5インチのツインカメラの3アイテム構成でカラーバリエーション追加、この辺りが新要素となるという。ツインカメラが全モデルに搭載されないこと、5sがSE登場後、継続販売されないこと、などを前提に2015年2.3億台実績に対して2016年見込みは1.9億台まで下がっている。
残念ながら秋に4インチ新機種の噂はない。
更に追記
Appleネタで1次ソースとしてこの品薄の理由についての「事実」を書ける人はいないんじゃないかな。社内の人が訴訟覚悟で書くならまだしも。品薄の訳は、Appleがそこまで売る気がないからに尽きるだろう。自分は売れると思っていたが、新しい試みで、6sで痛い目見ているので在庫リスクを取りたくないだろうし。また、やはり6sとSEを欲しい層というのは、一定重複するかもしれないが完全には被らないと思う。SEはそこまで進化を求めなかったり、コンパクトなものが好きな層。自分含めて5s/5を使っている人が多いと思う。だからこそ、足元の需要が強いからといってSEを大量投入すれば、需要の先食いになりかねない。
かといって、SEが需要を集めているのは6sとの違いがあるから(価格面も含めただが)。6sの根本的な問題は、見込んでいたほどのニーズが価格・機能・ブランドの進化で掘り起こせていないことで、かといって価格を下げることは全体のメリットにもつながらないという判断なのだろう。