開業半年の乗車率３９％＝１日平均７８００人－北海道新幹線

なかなか厳しめですね。

参考までに北陸新幹線の開業半年間の平均乗車率は48%とのこと。首都圏から物理的な距離があり、飛行機に対する優位性が低いこと、当初から利用が伸び悩んだことを考えれば、まずまず健闘している方ではないかと思います。問題は北海道の観光には不向きな時期になる冬季の利用者数でしょうね。

開業前の在来線特急での乗車人数で換算すると乗車率がだいたい25％となるので上等です。これから観光でのオフシーズンとなりますが、年末年始の往来が半端なく多いので、そこはそれです。一昨年12/29のスーパー白鳥38号の乗車率が281%です。（昨年は年末年始工事で運休していたので除外）

むしろこれから天候が荒れて空路が欠航するシーズンとなり、新幹線の本領が発揮されると思います。

http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1420435417_1.pdf

問題はこれから先の雪が降る季節で乗車率がどのように変化するか。北海道の冬は積雪が酷くなる。よって観光には不向き。しかしながら、航空機の悪天候による運行停止の時などは北海道新幹線が役に立つ。

このような乗車率が変化する要素が考えられる中、実際どのように乗車率がこれからの季節、変化していくのかは注目したい。