ツイッター２８万件解析から見えた訪日外国人“本音”のランキングＴＯＰ１０　もはや「渋谷交差点」は観光地だ

28万人サンプルの70%が中国人というが、出来れば国別の統計が良かった！多分、全く違う傾向になったろう。
また、中国人もツアー客と個人旅行客とを分けないと、コース設定されて回る人と自分で目的地を選択できる人では、相当異なる筈です！今は個人客の殆どが数次VISAでリピート化し、目的地も多様化しています。
それから集計期間が分かりませんが、昨年から上海発の大型観光船（5千人乗り）が3泊4日で4万円と格安で荷物重量規制も緩いので大人気で、九州中心に一気にルート拡大中なので、首都圏/関西圏集中も変貌してきています。福岡/長崎ルートが人気だが熊本/鹿児島/別府、それに沖縄にも押し寄せ現地を潤わせています！中国政府の外貨流失防止で爆買いが出来辛くなっても、中国人の日本訪問熱はキレイな空気と川・海に文化大革命で消失した昔の中国にも有った伝統文化に触れる哀愁が強く、当分減る事は無いでしょう！

「訪日客」をどうやって識別しているのかなと思い調べてみると、ナイトレイ社の「インバウンドインサイト」というツールが使われているそうです。
http://nightley.jp/archives/2801
仕掛けは分かりませんが、位置情報を付加していないつぶやきにおいても、「清水寺なう」的なものを識別して、位置を特定しているものと推測します。

訪日外国人のうち、中国人は25%(2015年)です(↓)が、このツールでは中国が77%を占めているとのこと。サンプルとしてはかなり偏っていると言えるでしょう。実際の訪日人数に合わせて補正した上で、トレンドを見る必要がありますね。
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/2003_2016_tourists.pdf

これ、逆に、日本に対する文句をランキングしたら、日本の観光の課題が見えてくると思うよ。

去年、旅先での話。たまたま出逢った英国人夫婦(香港在住)が「夫婦で東京に旅行したとき、妻が渋谷のスクランブル交差点を上から長い時間眺めていて（井の頭線改札と山手線改札を結ぶガラス張りの通路）涙を流しながら感動してた」と言ってた。理由を聞くと「静粛な交差点が一瞬にして全方位から大量の人が流れてこんでカオス状態に混ざっていくのに、互いにぶつかる事も、言い争う事も、クラクションもなく、ものすごい勢いで静かに元の状態に戻っていくシーンが、観たことのない光景だとただ感動した。日本人と欧米人の違う何かをそこに見た気がした」と言ってた。東京人には慣れた光景でも海外の人から見るとそういう視点もあるものですね。