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英国にとってこの2年間はいばらの道。EUは英国
に対しチェリーピッキング(いいとこ取り)を断固拒絶する姿勢を示しているし、'身内'のスコットランドはEU離脱に反抗し独立への意志をちらつかせている。同時に英国は主要貿易国と個別の貿易協定も結ばなけれならず、日本にもこの数ヶ月多数の英国政府関係者が訪れている。英国の至難を目の当たりにすれば、他の国が追随してEU離脱を試みる可能性は低いとEU側は見ているようだ。
EU離脱のフローに関しては、以前1400Pick以上ついた下記記事をご確認ください。

【EU離脱】イギリスのこれからの手続きの流れを1分で説明します
https://newspicks.com/news/1628063
先週、イギリスを回っていました。イギリスに欧州統括拠点を持つ会社のCEOの皆様にお会いしていました。皆様冷静に状況をとらえられており、日本企業はたくましいと思いました。HARD BREXITになっても日本企業はたくましく欧州で成長戦略を描いていくと確信しました。
EU自身がしっかり存立基盤を固められるかという問題もあります。
少しでも英国に住んでた経験がある人なら、どれだけこの後不条理で面倒なことがあろうと、英国は英国としてのアイデンティティを保とうとする、って分かると思う。

国民が貧しくなるかも知れない? 勝手にしやがれ、我々はブリティッシュだ! ってね。
EUの中で人口の13%、名目GDPの16%、予算負担金の11%を占める大国の離脱がいよいよ動き出す・・・ 国境を超えた統合的な秩序を育んで欧州の平和と繁栄と一国では適わない国際的な影響力を東西冷戦終結後の世界に生み出す壮大な実験は失敗に終わるのか、危機を乗り越えて新たな秩序を生み出すのか。
経済共同体としてのEUに参加して英国病と言われた停滞を脱し今も欧州で相対的に好調な経済を保つ英国が、好調の陰で格差と疎外感を感じる労働者を生み、マースリヒト条約を境に通貨・外交・市民権といった経済を超えた統合に向かうEUに主権を奪われる不満を抱える保守層を増やした結果が大方の予想に反するEU離脱の投票結果であったように感じます。
移民問題をひとつの象徴として争われる経済格差や主権問題の妥協点を見出して欧州に新たな経済的、政治的秩序を築く大人の交渉を柔軟に進めて欲しい。米国でトランプ大統領が2国間交渉を主唱して国際連携に疑義を挟む中、国を超えた統合的秩序の形成なんて所詮無理、といった諦めが離脱交渉の紛糾で世界に広がることのないよう念じます。
リスボン条約50条で、脱退協議が不調に終わった場合は、離脱通告から2年でEU法が適用されなくなるのが原則。2019年3月には、イギリスがEUのメンバーではなくなるということだ。

今のところ、EU離脱決定に伴うイギリス経済への影響は懸念されたほどではないが、今後の展開次第ではイギリス経済および世界経済へのリスク要因になることも考えられる。交渉の行方がどうなるかは他人ごとでないかもしれない。
そういうこちゃ
手続きのどこかで頓挫するかと思いきや、粛々と進んでますね