アリババのＡＩ、成績が人間上回る－スタンフォード大の読解力試験で

これはAIディープラーニングの最も得意とする大量データから回答を見つけ作文する機能だから当然ですね！次はテストでは無く裁判での弁護草稿作成を次々とトライして弁護士業務の適正化と効率UPを図って欲しいですね！
但し、AIが最も活躍して欲しい分野は個人の能力＆状況に応じた個別授業の実現ですが・・。

アリババは「向こう3年で150億ドル（約１兆6900億円）のAI関連研究開発費」を予算化(※)。世界に7つの研究所設立。桁違い。アリババ以外にも、バイドゥ、テンセントも桁違いの予算の掛け方。それに加えて各社とも、教育領域に関わらず多くのAI関連スタートアップに膨大な投資。

政府の同分野への莫大な投資も大きく影響。これからもっとこのような成果は出てくるでしょう。

※ アリババ、研究開発費を２倍超に拡大－ＡＩなどに３年で１兆6900億円
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-11/OXN1C56S972901

原文によると、マイクロソフトがより高いスコアを出したがアリババによるとそれは1日後だったとの事。

ウィキペディアの500の記事をベースにスタンフォード大が作った例えば「雨はなぜ降るか？」などのQAに答えるアルゴリズムとのことにて、NLP(自然言語解析) 、ML（マシンラーニング）以上、Deep learning未満による作業、と見えます。
かなり前にIBMのワトソンがテレビのクイズ番組で人間に勝ったと騒がれましたがあれもNLPをひたすら機械学習した結果でありAI未満であるとIBM自身が言ってました。

読解力「試験」で人間の能力を上回っただけで、「読解力」が人間を上回っただけでは有りません。いまのAIは文章を読んで理解しているわけではありません。そこら辺はNIIの新井先生が見事なプレゼンで解説なさっています。

新井紀子: ロボットは大学入試に合格できるか？
https://www.ted.com/talks/noriko_arai_can_a_robot_pass_a_university_entrance_exam?language=ja