人工知能が人間にもたらす未来は明るいか
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AIを語ることはティーンエイジャーがSEXを語るようなものだ。みんながよく知っている気がするので自分も知っているように語るが、誰もよくわかってない。昨日、孫泰蔵さんがそう話していてヒザを打ちました。いまぼくらにとっては、その未来を恐れる空想よりも、その技術を自分が望ましいと思う方向に使おうとする意志のほうが大事なんじゃないか、と思います。
「すでにわれわれは、以前ほど多くを記憶しなくてもよくなった。検索エンジンやモバイル機器に保存された情報に頼ればいいからだ。」
この辺りは、別に以前も全部覚えていたわけではなく、必要に応じて辞書や百科事典、専門書で調べていた部分も多いはずです。そのために要していた一時間が、3秒になっているのだとしたら、どこにもネガティブな部分は無いですよね。AIの問題は、実用化しているものは何で、研究中のものは何かってことだと思う。いま実用化しているのはルールベース、そして機械学習。
このレベルなら、人間に対してプラスしかない。
しかしこのレベルも意外と実用化されてないことを気づいてますよね?
会社のシステムはGoogleやフェースブックと同じ使い勝手になってますか?
かけ離れたレベルじゃないでしょうか?
需要予測や、Webマーケティングなどでは、すでにこのレベルは企業でも実装しつつありますが、日常ビジネスマンが社内で利用するシステムには全く実装されていません。これらが実装されることで革命的に業務効率は上がっていくと思います。
今年と来年のAI関連のトピックスの一つははこのエリアに多くの製品が投入されることでしょう。
結果多くのビジネスマンが「人工知能がやってきた」ことを実感すると思います。
そして一方でDeeplLearningを初めとした、機械学習のさらに先の研究も進んでいます。画像認識、センサー認識、音声認識などで、人間のように判断できる領域が広がっていくと思います。
この領域は夢が広がっており、期待値がどんどん高まっていますが、多くの人工知能の権威が期待値が上がり過ぎることを恐れています。それはブームになることが危険だからです。ブームになるとブームが終わって冬の時代が来るからです。
この研究領域は非常に重要で、未来は明らかに広がっています。
しかし、夢が来年に叶うわけではなく、研究者の地道な積み上げが将来花咲くまで待たねばなりません。
前回のブームの後に、現在主力になっている、ルールベース、機械学習が実用化されたことを忘れてはいけません。
ルールベース、機械学習という実用化レベルの人工知能があらゆるシステムに普及するだけでも、仕事のあり方は劇的に変わっていきます。
まずはそこから理解して、その上でさらにその先にDeepLearningをはじめとする高度な人工知能が普及していくでしょう。
そしてこの記事で書かれている人間を凌駕するのは、またさらにその先です。
コンピューターは未だ自分で目的を持って考えません。
ターミネーターのスカイネットはまだやってこないのです。
しかし西海岸の代表的な人物がこのように発言するということは、我々よりももう少し先まで見えてるのかもしれませんね。