限界を迎える新卒一括採用。人工知能で採用活動は変わるのか
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構成を担当した青葉です。
人間の面接官は相手と会ってたった10秒間の「印象」で人を判断してしまうために、そこを綿密なデータ集積で補おうとする福原氏のビジョンは興味深いです。
また、学生が就活にあくせくすることから解放されるがゆえに、大学における学問的な営みが、それ自体打ち込むべき対象として認識されるためにも、重要な試みだと感じます。その意味で、就活塾や内定塾が「終わっている」との福原氏の認識には同感です。というか、「就活」という言い方自体がすでにお祭り感を持っており「終わっている」感は否めませんが。
もちろん、新卒一括採用に限らず、広く人事制度一般という文脈においても示唆に富むインタビューとなっております。
ぜひ、ご一読くださいませ!16卒です。
就活をして思ったことは、皆とにかく大企業志向が強いことです。
親の世代がバブル崩壊を経験しているせいか、幻想に過ぎない『安定』を刷り込まれている。
私は本当の安定は、学び続けることだと思っています。
日本の就活のやり方は、それ程悪いとは思いません。
それ以上に悪いのは大学です。
4年間も通うのに、本当の意味の安定や、これからの日本の動向、幅広い業界知識も何一つ学べません。3年生からでも良いので、全大学で就活に向けたインプットの徹底を行って欲しいです。
4年間という膨大な時間を使ってバイトとサークルしか取り組まない。その後の人生は適当。これではだめでしょ。"企業にとっても学生にとってもマイナスしかない「LOSE×LOSEゲーム」をやっている"というのは全くもって仰る通り。ジャッジもアトラクトも下手くそな面接官と、マニュアル本に踊らされてテンプレ回答を繰り返す学生とのやり取りは、さながら退屈な喜劇を見ているようだ。
一方、「人工知能」がすべてを解決するような主張も楽観的にすぎる。
例えば「応募者の評価情報を面接のみならず、SNSなどあらゆるところから取得し、ビッグデータ化したうえで、企業側の求めている人物像とのマッチングをかけます。」というのも、LinkedInその他にソーシャルグラフ情報を公開していてTalent Aggrigationの素地が整っている欧米ならではの話で、それに該当するものが存在しない日本においては該当しない。
「人工知能×ビッグデータが人事を変える」は非常に面白かったですが、日本独特の雇用慣行やHRシステムに対する理解がやや浅いのかも?と感じました。