トヨタ、東南アジア配車最大手グラブと協業 豊田通商が出資
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先日読んだ英エコノミストの試算では、30年後には車の数は90%に減少。配車関連は全て自動運転なんてくだりがありました。自動運転に兆単位で投資しているトヨタが、何で元を取るかを考えるのに、この出資は多分野との連携が控えてそうな予感
豊田通商が出資。トヨタのアジア圏での自動車マーケットのシェアは高いが、そこでのデータを貯められることは今後の展開でも生かせそう。
こういうときの基本動作、Crunchbaseの確認。
Grabのこれまでの調達額は約35億ドル、特にソフトバンクが度重なる出資をしている。あとは日系ではリースの東京センチュリーも出資している。ちなみに東京センチュリーは伊藤忠が大株主で25%保有。
https://www.crunchbase.com/organization/grabtaxi#/entity21世紀は、メーカーがメーカーとしてだけでは生き延びれない時代。自動車メーカーという産業も第二次産業革命期の産物。インターネットやAIによる第三次、第4次産業革命期においては、モビリティサービス産業とでも言うような新しいビジネスドメインに移行していくことになる。20世紀の自動車メーカーは、人のモビリティ(移動性)を車の製造で提供してきた。インターネットやAIの出現により、ライド・シェアリングが可能になった。当然車の需要は減退する。だから、ライド・シェアリングを自社のビジネスモデルに組み込み、人のモビリティを車とサービスの両方で提供するのが21世紀の自動車メーカーの目指す方向。トヨタ自動車は、個人的にはマーケティング中心というより製造中心の企業だと思うが、ウーバーやグラブとの提携・協業は非常に先見性のある戦略的意思決定だ。