”社員への配慮が収益向上に” 労働経済白書が分析
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多様な従業員の活躍の場作り。
これまでと同じ枠組みの中で業務分担をするのではなく、職務を分解したりくっつけたりすることもセットで考えないと、活用機会や持ち味の発揮場所は大きくは広がっていきにくいと感じます。無理に仕事を作り出すことは本末転倒ですが、枠組みを変えて活躍の場をつくるBPRの必要性が高まっていると思っています。
以下引用
“白書では、特に女性や高齢の社員に対し、子育てや介護との両立など、それぞれの事情に配慮した配置や業務の割りふりが、企業全体の収益の向上につながる傾向があると分析しています”「多様な人材の能力が十分に発揮されている」と答えた企業の中に、売上高が伸びた企業が多いとして、社員の事情に配慮した人材配置などが、収益向上につながる傾向があると分析しています・・・
どちらが原因でどちらが結果かというのは統計を見る時の重要なポイントですが、この場合、それ以前にもう一つ考えるべきことがありそうに感じないでもありません。データの一方が多様な人材の能力が十分に発揮されている」と「答えた」という主観的なものですから、人材活用が流行りの風潮の中、「売上高が伸びた企業」は「多様な人材の能力が十分に発揮されている」と答え易いが、売り上げが低迷している企業は、如何に社員の事情に配慮した人材配置をしていても、「多様な人材の能力が十分に発揮している」とは答え難いでしょう、たぶん。社員の事情に配慮しすぎて売り上げが低迷した企業がひょっとしたらあるかもしれません。
多様な人材の能力を発揮させるのは良いことですから異存はないですが、この書きぶりを見る限り、書き手の思いと思惑が冷静な分析より先に出ているように感じないでもないですが、どうなんでしょう (^^?