IBM、量子コンピュータを利用可能にするクラウドサービス開始

すごいな(笑) 一般人でもアクセス可能な量子コンピュータ。

これはエキサイティング。いよいよ、量子コンピューターが一般ユーザーレベルで実用可能段階に入ってきたということだろうか。研究で数値シミュレーションもしているので、コードを持ち込んでどれだけ早くなるのか確認してみたい。

すごいぞIBM！　でも、超低温下に置かれて稼働している量子コンピュータをいろいろな人達が使い始め、それを頼って多量のデータを処理していく間に、量子のかさね合わせが不安定になったらと思うと、少々怖い。テロリストが爆破の威力を精密にシミュレートしだすなんてのは、もっと怖いですね。日本の近くの国が、巨費と投ぜずに核実験のシミュレートに使った日には、最強に気味が悪いです。最先端の新技術には、やはり使う側の倫理観が問われますね。

誰もが実験できるオープンプラットフォームを作ったのは素晴らしいですね。記事にもあるように量子コンピューティングに対する興味を引き立てるのに大いに役に立つと思います。まずは触ってみないと感覚はわからないので。同業者何人かから、実際に使ってみたという話をチラホラと。

「何に使えるか？」
これから様々なバックグラウンドを持つ人達が知恵を振り絞って考えていくのだと思います。かつて素因数分解のアルゴリズム提案が今日の量子コンピュータへの期待を爆発的に高めたのと同じように、驚くべき応用が発表された時にまたもう一段階、不連続の飛躍があるはずです。