円、安全な通貨の中で最も安全-リスク資産とは乖離とゴールドマン
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世界最大の対外純資産をバックとする円の信認はQQEをもってしても崩せず、自国領土にミサイルが着弾しても尚、円高を見込む向きが多いのが実情です。その実、「銀行-政府-家計・企業」における鉄壁の資金循環があることは言うまでもありません(採られている金融政策の是非はさておき)。もう真っ当な力で通貨価値の押し下げが叶わないという結論に達し、議論が極まりつつあるからこそ、外債購入やヘリマネといった一昔前ならば口にしただけで見識を問われるようなアイディアが普通に飛び交っているわけです。
それにしてもGSは散々円安を煽ってきた割にはこの筋の話を今更するのですね。そこに一番の違和感を覚えました。リーマンショック以降、国内外の株や債権やリートなどの値動きの正の相関(≒連動性)が高まっている中で円は例外的に逆相関を保っている非常に優秀な通貨です。そのため例えば円50:外株50というシンプルなポートフォリオでも資産間の値動きの逆相関が(シーソーのように)強くなりポートフォリオを組むことによるリスク低減効果やリバランスすることによる投資効率がより高まっています。それを利用して以下の手順を繰り返すだけでかなりのリターンになると思います。
①外国株式インデックス50%:円50%のポートフォリオを組む
②7~10年周期の大暴落後のリスクオン局面では外株の比率を高める
③今のような7~10年後の好景気時には円の比率を高め②に備える