異能の融合に挑むビジネスコンテストの“リアル”

スタートアップと大企業が交わる場は、増えると良いですね。交わるためのコストをいかに最小化して、効果を最大化するかがとても重要です。

オープンイノベーションのコンテストのリポートです。NTTデータといえば、国内最大手のシステムインテグレータ。それでも、同じ目線で、名もないスタートアップと協業しようとする態度が現場にはありました。立場なんて関係なく、優秀なアイデアがあれば積極的に組む姿勢は、見ていて爽快な気分でした。

いい取り組みだと思うのですが。。。

国内IT大手に共通することなのですが、現場レベルで話が進んでも、会社として意思決定するのにものすごく時間がかかります。
IoTやFinTechのようなデジタルビジネスはスピードと鮮度が最も重要。
不完全でもTry and Errorで進めるべきなのですが、最初から完全を求めてしまうことが多く見受けられます。

既存のトラディショナルな客を抱えそこから利益の大半を上げている以上、こうした文化は変えられないので、デジタルビジネス専門にやる会社を別に作って、意思決定ラインを全く別にした方がいいと思う今日このごろです。

日本のIT企業にも優秀な若手はたくさんいます。

事業だけでなく、キャリアも掛け算の時代です。

1つの領域で1/100位になるのは難しくても、二つの領域で10/100位になって掛け算をすれば、同じように100人に一人の存在になるわけです。