稲田防衛相 辞任の意向固める

むしろなぜ大臣にしたんだコヤツを

日本の防衛をアメリカに丸投げし、何も考えずにアメリカのことを聞いていた時代なら、防衛大臣はある意味お飾りポストで、その地位にはあまり知識も見識も必要とされなかったかもしれません。

しかし北朝鮮の核開発やミサイル実験、そして中国の台頭と尖閣諸島を巡る紛争など、日本の安全保障が揺ぐ中で、防衛大臣の職責は、かつてないほどの重要性を帯びています。(これは最高指揮官である内閣総理大臣も同じことです。

その意味では、残念ながら稲田さんはその重責を担うには、些か資質に欠けていたと言わざるを得ません。

百人斬り裁判で、かの本多勝一氏相手に裁判を戦うなど、右派の弁護士として、保守派には一定の評価があると聞きますが、いかに保守的、愛国的な言論をされようと、それと実際に安全保障を担うことは全く別のことです。

現在の緊迫した情勢下においては、本当の有事の発生可能性も踏まえ、より安全保障への見識が高く、安定感のある政治家が必要とされています。

蓮舫さんと同様、若干遅きに逸した感もありますが、当然の成り行きであったかと思います。