大気汚染は脳に「金属ナノ粒子」を蓄積し、アルツハイマー病を引き起こしうる:研究結果
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脳はデリケートなので、「血液脳関門」という強力なバリアで守られています。
このバリアは、大半の物質は通しません。
酒を飲むと酔っ払うのは、アルコールが、たまたま、血液脳関門を通る性質を持つためです。
ところが、ナノ粒子が血液脳関門を通るという証拠が次々と見つかってきました。
ナノ粒子が小さいと言っても、普通の分子より、はるかに大きい。
なのに、血液脳関門を通過するのは実に不思議。
心配なのは、大気汚染物質とナノ化粧品。
ファンデーションが綺麗に塗れるのはいいけど、ほんの一部でも脳に入ると問題です。
注目のコメント
大気中に浮かぶ2.5μm以下のサイズの微小粒子をPM2.5ということは有名ですが、その中でも100nm(0.1μm)以下のものをナノ粒子と呼び、健康リスクが非常にたかいとわかっています。ナノ粒子は気道の奥の肺胞まで侵入して、全身の臓器に移行しやすいため、全身に問題を引き起こすやっかいな物質です。
記事にあるように嗅球から侵入するというのは「??」となりましたが、元の論文を読むとダメージを負った鼻腔の嗅神経から侵入しうるということでした。納得。吉田さんのコメントはちょっと的外れですね。
嗅球の隙間から入ると書いてます。
しかしつまりこれは、脳表面に付着してるだけでは?とも思いますし、そんなに入らないでしょとも思います。
記事にあるように事実だとすれば、郊外との比較が重要。都会の脳はナノ粒子が多いのか、アルツハイマー有病率が郊外よりも高いか、そこの大気汚染との関連性は?
つまるところ、現時点でどうこういうような話ではない。変に煽るようなコメントは専門家として不適切かと。