エアビーアンドビー　宿泊税支払いで世界190都市と合意

なるほどなぁ。法律がついてこないとはまさにこれ。グレーな世界を突き進んで短期に優位性を確保してから、我々は優良ですからちゃんとやりますよ、とうたうやり方は、王道なんでしょうね。

昨年全世界で一番AirBnBの利用が増加したのは大阪の中央区でした。
対前年比で7000％の増加だったそうです。
それだけ様々な問題があっても、もはや日本のインバウンドには無視できない存在となっているということでしょう。

昔からこの業界は、宿の敵だから「宿敵」と言う、という冗談があるくらい閉鎖的で、相手の足を引っ張ることが日常な業界でした。
しかし今や世界的な旅行スタイルが変わったことをきちんと認識して、シェアエコノミーを認めた上で、それ以上のサービスを提供すべき時期に来ています。

タクシーのUberなどもそうですが、それができなければ、日本のインバウンドは一過性のブームで終わってしまうかもしれません。

WIN-WINの関係を作りに行く姿勢は大事だなあ。結局こうやってちゃんとベネフィットを提供することで長期的に事業を続けられると。

今までの業界や慣習をぶち壊すようなビジネスをする場合にはロビー活動の専門人員を配置する必要があるというのは最近の大きな驚きでした。

190もの自治体と一気にパートナーシップ妥結とは凄いですね。エアビーアンドビーがインパクトの大きいサービスと認知されていることは勿論、公的機関向けに周到な対策を常時練って実行していることの現れですね。
世にないサービスのリリースには必ず既存システムからの反発が生じますが、利害関係者、特に公的機関と如何に折り合いをつけることが出来るかも必ずキーとなるため、こうしたマネジメント方法を上手く取り入れることで乗り越えて行く必要がありますね。