ウーバーが東南アジア撤退へ 同業へ事業売却、米報道
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Bloombergの現地記者のすっぱ抜き記事の後追いです。当事者リリースが本日中にでも出るかもしれません。
Uber全体の25-30%が東南アジアというのが本当であるならやや驚きです。世界GDP構成で東南アジアは極小ゆえ、世界中を席巻しているイメージのUberだが実際は米国含めてまだまだ普及が足りないという事になります。
中国Didiと同じ、ローカル大手への出資に切り替え実質撤退(プロダクトは併用するかは未定だが)となると、残るはインド。現地大手のOlaもソフトバンクが外部筆頭株主にて交渉中である可能性は高いでしょう。
しかし中国はともかく、各国の公取は動かないのか。これが例えば欧州ならその可能性は大いにあると思います。
いちユーザとしても、毎日使っていますが配車状況の良さや値段、サービス品質でGrabと使い分けています。それが出来なくなるのは良くありません。
ちなみにシンガポールは配車はややGrabが上、値段はGrabがたいてい安い、ドライバー質は互角、プロダクト品質は雲泥の差でUberが上、が個人の使用感です。
なおタクシーとは比べません。つまり代替競合にはなりません。UXは別の乗り物です。ゆえに公取の議論を呈示しています。シンガポールなどでのウーバーとグラブの熾烈な戦いは、サービスの向上と価格の下落をもたらしましたので、消費者にとっては有利でした。
ウーバーの撤退で寡占化が進むと、消費者の利益がサービスの提供者側に移転します両社ともにソフトバンクが主要株主で、今後も地域ごとの配車アプリの集約がソフトバンク主導で進んでいく。普及段階が終わって配車以外の高付加価値化も起きそう。ただ、アプリは引き続きウーバーのインターフェースでグラブも呼べるようにしてほしい