「日本郵政は外資が買えばいい」―― 再始動の村上世彰氏が語る
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最近よく出て来られるようになりました。昔は「村上さんは言ってることとやってることが違うんじゃないですか」とよく議論しました。今後の活動に注目したいと思います。
村上氏が最近出版された「生涯投資家」を読んだ。個人的には、元々官僚であったことに代表されるようなものすごくパブリックな部分と、一方で小さい時から投資をされてきて、そこに割安なものがあれば投資せずにはいられない部分が混在している方なのかなぁと感じた。
志がなかったり、オープンに話すなど人として信頼ができなければ、MAC時代にあんなに多くの著名人を動かすことはできないと自分は思う。それがパブリックな部分。
ただ、オープンな面について、場を選ばずに出してしまったと、以前池上氏の文芸春秋でのインタビューで確か話されていた。また、パブリックな部分以上に投資せずにはいられない部分が上回って、それが本記事や著書で出ているケースについての、自分なりの解釈。
賛否両論があることは理解しているが、親子上場でのバリューの逆転など、本来的にメスが入るべきだったところを指摘していくつかのケースを変えた功績については、消えないと思う。引用: > 「日銀および年金(GPIF)は「スーパーアクティビスト」になって、国の資産が増え、国民の税金負担が軽減されるように取り組んでほしい。」
これは違うと思います。GPIFは150兆円の運用資産で、投資先はグローバルで数千(一万件に近い方)の企業/資産に上ります。規模が大きすぎる以上、個別企業へのアクティビズムは、ポートフォリオ全体のリターンに与える影響が無視すべき小さなインパクトとなり、コスパが悪いです。従って、ポートフォリオ全体が持続可能に成長してもらえるように環境を整えることの方がGPIFにとり重要です。
→ これを背景に、GPIFは、ESG投資/ESG指数を打ち出し、「グローバル全体での持続可能な成長」を促進するアプローチをとっています。
あと、法律上、GPIFは個別企業へのアクティブ運用は行えません。投資は、株式インデックスかファンドオブファンドを通じてです(この点、ESG指数の設定であったり、任せるファンドマネージャーの選定にて、日本と世界のマーケットに対して影響力を行使可能です)