遺族「いじめなくして」中2女子写真公開

一度、遺族に了解を得るために最高賞受賞内定を連絡した後、数日後に最高賞にふさわしくないという理由でそれを取り消すという、遺族を傷つけている行為が残念でならない。スッキリでも言っていたが、現場で決めたことが何かあって上からの力で変えられたことは容易に想像がつく。
百歩譲ってこうするなら最高賞受賞を連絡する前にすべきだし、何より、このようなことをしたら、今のような事態になることを想像力が欠如している。だからふさわしくない何て言う言葉が使えたのだろうけど。

笑顔の写真からはとても信じられません。いじめは犯罪行為で証拠があり立証さえできれば法的対応が可能ですが、とにかく証拠集めが困難です。なぜなら本人は親を心配させたくないという思いから隠す傾向にあり、親も状況がわからなければ対処のしようがありません。そして基本的には学校関係者や教育委員会は事なかれ主義です。根本的に解決するには、いじめという犯罪行為への抑止力として証拠集めの機械化、すなわち防犯カメラの整備しかないでしょう。もちろん様々な弊害はありますが命には代えられないので真剣に検討する時期が来たんだと思います。

娘を持つ親なので、写真を見るだけで涙が出ます。残念ながらいじめは無くなっていません。生徒だけでなく、PTA役員、習い事、パート仲間、会社内、あらゆるところでおこり続けています。大人のいじめは、問題にならないように適当にセーブしているだけです。
集団になった子供は、どう歯止めをかけていいか本人達にも分からないので、どんどん激しくなっていきます。いじめられる方は、心が強くなったり弱くなったりします。強くなった時に逃げる事を思いついたり、誰かに助けを求めたりします。弱くなった時に、自死してしまうのだと思います。

また、学校が全く気付かないことはありません。ちょっとしたからかいに見えることでも教師が知り得たことは必ず指導と報告をセットにしています。
ただし、いじめた子らへ懲罰を与えても何の反省もなく、保護者が来て謝罪して終わり。この繰り返しです。いじめた親も口では謝罪しますが、学校に呼ばれる面倒くささが先に立ち、八つ当たりとも思えるような学校批判者になっていきます。
校舎の死角に監視カメラを付ける話も毎回出ます。効果があると思いますが、カメラが生徒を管理することへの反対は大きいでしょう。外でやられたらおしまいですし。
希望が持てるのは、いじめを見ている子供達への働きかけです。クラスの生徒らはどこで何がおこっているか全員知っています。関わりになりたくないと知らんぷりしている子供らの心をほぐして、いじめる側に立たない、親や教師に見聞きした事を伝える、と言う集団を作って行くなら、少なくとも学校で起こるいじめ行為は、かなり防ぐ事ができると思います。

生きた証。
地方新聞に留めず、
事なかれ主義の極みを猛省されたい。
心よりご冥福をお祈りいたします。