マッハ2.2で飛ぶ「超音速旅客機」はコンコルドを超えるか(前編)
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学生時代に、極超音速(マッハ5以上)で飛ぶ航空機の研究をしてました。東京-ニューヨーク間を2時間で飛べるんですが、いかんせん燃費が鬼悪い。音速付近になってくると局所衝撃波が立ち、揚抗比が劇的に落ちていくんですよね。物理法則は変えられないので、人類は困ってしまいました。
ちなみに最新のB787は、マッハ0.85で飛ぶように設計されており、局所衝撃波が立たないギリギリのラインを攻めて、できるだけ燃費良く、かつ、できるだけ速く飛べるよう設計されてます。西海岸まで5時間半は凄いですね。騒音のために海の上を飛ぶ便を想定しているとのことですが、太平洋に面した日本は得かもしれませんね。ハワイとかオーストラリアとか。就航するかは分かりませんが。
まぁその前にこの値段設定だと、僕なんかはまだまだ乗れません。。。夢があっていいんですが、問題は時差ですね。
東京20時発だと、サンフラン着は東京タイムの午前1時半、向こうの朝8時半で、一見すると丸一日使えますが、フライトタイム5時間半では、睡眠をどうするのかが問題です。
では、東京朝イチの8時発で、東京タイム13時半サンフラン着というのはどうかというと、向こうでは前日の20時半。ビジネスどころか、ディナーも無理です。
機中泊という概念が消えるので、弾丸出張には良いですが、それ以外にはあんまり効率的ではない訳です。もっとも、時差のない南北移動の場合は威力を発揮しますね。日豪間とかは、ものすごく便利になります。