鴻海、シャープ支援で「株式51%」にこだわらず。実利優先で有機ELなどを加速
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JDIはこれは厳しくなるなー。
アップルが鴻海xシャープに大きな可能性を見出したってことでしょう。
サプライチェーンが短くなると在庫回転日数にも大きく影響するから、Final Assembly Test & Packである鴻海で液晶パネル製造、貼り合せ、組み立て、梱包、出荷まで出来るようになるとするなら、非常にサプライチェーンは簡略化される。これはLGDなどから見ても脅威に感じるレベルかもしれない。
シャープは技術力はあってもそこに継続的に投資するお金がなかった。
ただし、どういうクオリティのパネルが出てくるか、で全ては決まるようにも思う。これまでアップルがなんだかんだでJDI, LGD, シャープ、SDCにしか液晶パネルの注文を出してこなかったのには理由があるだろう。高い品質のディスプレイモジュールをコンスタントに高い歩留りで製造し続けるのはそんなに簡単ではない。
鴻海xシャープから現物が出てくるまで手放しでは褒められない。
またサラリと書いているが、堺G10での有機ELパネルの量産も検討というのは注目したいところ。主にTV用だとは思うが。LGDは大量の不良品を垂れ流しながらなんとか歩留りを向上させていっていただけに。。。
以下本文抜粋。
「ただアップルは18年採用予定の有機ELパネルを納入できる体制も整えるよう求め、シャープとの協業推進を示唆したようだ。」EMS最大手の鴻海にとっての最重要課題は、顧客の問題解決にどう応えるかだ。最大顧客のアップルが抱える問題解決にシャープの技術が必要とあらば、シャープは迷わず鴻海を支援企業として選択すべきだ。一方産業革新機構の提案の先に、顧客の問題解決が見えないところにマーケティング不在のファンド的発想が垣間見える。ジャパンディスプレイと統合させて液晶ディスプレイの日本連合をつくり、あるいは東芝の家電事業と統合して家電業界の過当競争を解消しても、その先にある顧客の問題解決が見えてこない。規模の拡大だけで世界と戦えた20世紀ではない。鴻海は、顧客の問題解決に長けた、アップル、ソフトバンク、アリババといった21世紀型イノベーション企業を顧客に抱え、EMS企業としてこれらイノベーション企業の問題解決に貢献している。金融支援の魅力ではなく、マーケティング戦略的に鴻海の選択しか残らないということだ。
<追記>
今日は、日経平均も下がったので下落だが、もともと、株価は130円くらいから180円、また、保有は外国人2割、浮動3割、特定2割。
100%買うのかと誤解していた人はいないだろが、51%か30%か、どうかは株価次第。また、シャープ側が51%は拒否した可能性もある。
2012年も10%買う話があったが、シャープが拒否して遠慮し、堺を個人で買った。
もし、シャープに不利になりつつあるとすれば、先日の来日時に、伸ばしたのが悔やまれる。来日はわかっていたのだから、シャープで社外役員や法律家も含め、いろいろ想定して、きめていくべき。
しかし、急変しているのではないだろう。やや、変わったのはOLED転換に見えるが、これもこの1か月で変わっていた可能性もある。
TOBしないのは風評リスク。TOBで買っても不買運動されたらたまらない。アップルも困る。当然、鴻海にも、常識を、いろいろアドバイスする日本人もいる。
この前の寄稿の続編は機会があれば。鴻海の狙いやシナジーなど。
<元>
もともと、7000億円という話はあったが、出資比率については明言してない。株価があがれば、また変わるのは当然だろう。既にだいぶ株価も上昇した。スキームも不明だ。
白物家電やコピーは当然だろう。
もともと、鴻海は、あまりOLEDに乗り気でないとの説もあったが、この決断は当然だろう。ようやく分かったか?
ただ、堺10Gはスマホなら効率わるい。TVはあまりOledのメリットない。
記事では、51%と金額の話がない。そもそも上場維持するかどうか、また、51%となると、既存株主との交渉もある。浮動株はそんなにない?