ダイキンの仮想敵がグーグルやアップルになる理由
ダイヤモンド・オンライン
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これは面白い思考だと思います。同業だけでなく、他業界が黒船としてやってきたらどうするかを常に考えて、その中で戦略を考えると、見える世界が大きく広がります。
注目のコメント
ダイキンはいつからかわからないが、業務用エアコンについては、稼働状況のモニタリングや予防保守をするようなサービスプランをやっていたと思う。今回のインタビューは住宅(家庭)によりフォーカスしているが、IoTという言葉がある前から概念としてはやり始めている会社。
ダイキンの過去の意思決定で驚いたのは、中国エアコン大手Greeへのインバータ供与。それはそもそも高級機かそうでないかであまり競争せず、むしろ最大市場である中国でインバータエアコンが広がることに企図したもの。Googleは製造には入ってこないだろうし、その提携と比較して現在をどうとらえているのか、そういった掘り下げ方を見たかった。敵として見るより、早めに協業するのも過去のダイキンの意思決定を見ていても、アリなのではないかと個人的には思う。この記者の、インタビュースキルは素晴らしい。
目の前の関心事項から、中長期事業戦略、アップルとグーグルと比較する国際戦略で、一般的なイメージと異なるダイキンを打ち出し、さらに十河CEOの人間性まで掘り下げた結果、読後感は、良質な映画をみたかのよう。