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東レからの正式発表は下記の通りです。

http://www.toray.co.jp/news/fiber/detail.html?key=D6A2725AF1490675492581E6000315A7

最も気になったのは「お客様への影響」にある「何も規格値からの乖離はごくわずかであり、規格内製品と実質的な差は無いと考えている」と記載されている点でした。

納入先への安全性を表明していると考えていいのか、エンドユーザーの安全性はタイヤメーカーの発表によると思います。

今回の発表からでは影響の範囲が把握できないので、事態の影響度は次の発表を待つ必要があると思います。

一方で、規格内製品と実質的な差は無いとすれば、その公差の設定や品質管理方法は適切だとは思えません。

公差などは過去の仕様を流用しているケースはあり、この姿勢はメーカーとして改善する必要があるように感じます。

時代変化による多品種少量生産などが影響していそうには感じます。
プレスリリースを見て気になったことは二点。

①『書き換えを含む不正行為が再発しないように、2016年10月から THC 社の品質保証体制を改めています。』
→状況認識については、今ではなくもっと早くに起こっていた可能性。

②『データの書き換えは有ってはならないことでありますが、規格外の測定結果を規格内に書き換えた当社製品の品質につきましては、何れも規格値からの乖離がごくわずかであり、規格内製品と実質的な差は無いと考えております。』
→顧客と議論をしている中で、ほぼ問題ないという議論が済んでいるゆえの記載に見える。

総合すると、2016年とかの時点で認識して、かつ顧客とも話して、実質的な問題がなかったから、その時点で会社的には一旦終わりにしていたのではないだろうか。
ただ、直近様々な報道が出てきている中で、ネット掲示板での報道もあり、開示すべきではないかという議論になった、のが実態ではないだろうか?

にしてもタイヤは重要な安全部品だし、影響範囲も広い。ここでこういうのが起きてしまうのは微妙。

ちなみに、下記は東レ日覺会長の最近のインタビュー。社外取締役を入れていれば起こらなかったとは全く思わない一方で、少し自社の経営スタイルの成功体験などで強気すぎた印象を、結果論としては感じる。
https://newspicks.com/news/2590806?ref=user_100438
ここぞとばかりに不正案件が噴出していますね。繋がりがあるのかないのか。
追補。
ミシュランガイド東京2018が発表されます。512件の飲食店が掲載されています。
会見に先立って東レのデータ不正の影響を聞きましたが、「いまのところ影響は確認されていない」と広報は説明します。
プレスリリースはこちらです。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120171128425989.pdf
会見をまだ見ていないので恐縮ですが、発覚ルートがよくわからないというのが第一印象です。また東レは全社で点検をしているとのこと、その結果を待ちたいと思います。
皆さんのコメントにもあるように、ここにきて我も我もと品質改ざんの事例が出てきています。再発防止こそがポイントなので、抜本的な対応を願いたいと思います。

追記
ネット書き込みからのようです
>不正把握から1年以上公表しておらず、情報開示の姿勢を問われそうだ。

これは…コンプライアンス上、大きな問題ですね。

東レは個人的に好きな会社だっただけに、とっても残念です。
T Kazumaさんやあきらゆーさんのコメントを見ると、匿名掲示板がきっかけになったとのこと。

内部告発の実情を見ていると、これからの不正発覚は匿名タレコミが主流になってくるのかもしれませんね(今までがどうだったか分かりませんが…)。

https://newspicks.com/news/2417622/
会見聞いていました。ポイントだと感じたところは以下の点です。
①今回の不正は品質保証室長2人が品質検査データの書き換えを行っていた
前担当者2人にもヒアリングした
→やってないとのこと

②品質保証室長2人が不正を行った動機
品質検査データの異常値の数字が僅差で問題なしと勝手な判断を行っていた
規格が外れていても再度検査してOKならOK そのプロセスを省略したいが動機か

③発覚してから1年以上経っての今日の発表
11月の初めにネットの掲示板で本件について書き込みがあった
この件がなければ報告しなかったのか?
→発表については考えてなかった 報告はするつもりだった
今思えば一旦報告して、その後調べますでもよかった
データ書き換えの内容からお客様への影響はない 確認を優先した

・書き換え内容の調査、職位のある人でしか出来なかった調査
・噂として流れるより正確に伝えたい
・情報の整理に時間がかかった

④安全面
お客様に安全確認をしてもらっている
今の所 指摘、不具合の報告なし

⑤発覚の経緯
昨年7月にアンケートで発覚
10月に社長に報告
最高責任者のところに報告がいくのが遅いのでは?
法務コンプライアンス部など関連部署が対応しているから問題ない
報告あっても「調べろ!」と言われるだけ
まずはどうなことが行われたのか8、9月で調査した

⑥ネットの書き込み
誰が書いたか分からない
従業員が社内で報告できなかったからそこに書いたのでは?
通報制度も完備されているからない

安全上の問題なし、法令違反なし お客様の確認をし合って問題ないということであればデータ書き換えでも公表しないとも。
記者の方は何度も質問していましたが、神戸製鋼、三菱マテリアルの件が無ければ会見で発表されることはなかったのだと感じました。
大した誤差では無いから、お客さんともある程度数値に余裕を持って規格を設定しているからとその解釈が品質管理部室長2人の判断を間違った方向に導いてしまったのかも知れないなと感じました。2人だけの責任ではく、会社としての認識の甘さが(その後の対応を見ても)露呈しているように感じました。
尚、2人の元室長は他部署にて嘱託という形で仕事をされているそうです。
自分が年を取ってみて分かったのだけど(現在57歳)、40代半ばをピークとして、明らかに記憶力や頭の回転などが衰えてきている。
私は作家なので、そうしたことが正直に言えるが、年を取っても権力を握っていたい人は、それだけは認めたくないだろう。
だが、この写真を見ても分かるように、これだけの白髪頭の人たちが、現在のベンチャー最前線にいる30代の人たちに太刀打ちできるだろうか。
残念ながら、答えを言うまでもないだろう。
今は売り手市場なので、就職の際には役員の平均年齢を調べてから入社してほしい。
こういう会社に入ると、白髪頭のおっさんたちに若さを食い物にされて終わるだけだ。
この方々は有り余る退職金を手にして悠々自適の老人ライフを送ることになるが、今の若者は自分が白髪頭になった時は、誰も救ってくれない。
この写真が今の日本の企業の姿であり、中国に勝てないのは自明の理である。
運良く(?)本日は不正の専門家の方とお仕事をしましたが、かなり多忙だそうです。神鋼や本件東レの件は氷山の一角で、表に出ない不正に対する不正調査や第三者委員会としての関与など、不正対応の仕事の引き合いがかなりある感じがしました。
東レはCSRに関する取組み・開示が充実していて私の授業でも採り上げていたのだが。。。上場会社においてこの種の不祥事が発生した際には根本的な原因の解明と実効性の高い再発防止策の策定と迅速な実行が重要になる(日本証券取引所自主規制法人「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」)が、東レのプレスリリースには根本的な原因が何であったかの説明や、具体的な再発防止策についての説明がない点が残念に思われる。
合成繊維で国内最大手。繊維を基幹事業とし、炭素繊維・複合材料、機能化成品を戦略的拡大事業と位置づける。炭素繊維で首位のほか、医薬品・医療機器、水処理分離膜など先端材料で強み。
時価総額
1.18 兆円

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