グーグル、低所得世帯に高速インターネットサービスを無料提供へ

こういう投資を、どうやって戦略をたててやっているのか、とても気になる。どうやって学べば良いだろうか。

もちろん、インターネットユーザーが増えればGoogleの利益につながるんでしょうし、ここ経由でしかインターネットに入らない人の入り口を抑えれば低所得者向けの広告を独占的に扱えるなどの皮算用もありそうだし、分割の議論やもうけすぎ批判への対策という意味合いもあるでしょうが、そんなことをすべて考えても間違いなく素晴らしい事業。
企業が営利のために、社会貢献的な活動をする、というのが一つの理想ですね

政府でなく、もはや国家を超えた存在の企業がセーフティーネットを作っていくという流れは、今後増えていきそう。

この記事見て以前Microsoftのえらい人に聞いた話を思い出しました。windowsのパソコン使ってる人は是非試して頂きたいんですが、shiftキーを5回連続で入力してください。そうするとピロッて音がしてshiftキーがロックされた状態になるんですよね。
これ、なんでこんな機能あるの？って聞いたんですよ。そしたらこれ、指が一本しか無い人でも大文字入力出来るようになってるんですって。確かに指一本だとshiftキー押しながらアルファベット入力出来ないんですよ。これってすごくないですか。

なんでも、Microsoftの理念は「全ての人にコンピュータを届ける」なんですって。そしてその「全ての人」には身体障害者も当然含まれると。聴覚障害も視覚障害もそうだと。だから音声読み上げソフトにも投資するし首から上しか動かない人向けのデバイスも開発すると。もうなんか、そういうの聞いたり、このgoogleの話もそうですけど、そこまで考えてやってるんならもう支配されてもいいかなって思えてくるんですよね。日本勢がコンテンパンにやられても、もうしょうがないわって。そういうレベルにまで達してる会社って日本にあるんですかね。