米グーグルは「アンドロイド」で約3.65兆円の収入-オラクル弁護士
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本訴訟は、JAVAのAPIが、米国の著作権によって保護されうるのかという極めて興味深い論点が争われているもので、争いの本体そのものも非常に興味深いです。
一審は、JAVAのAPIは著作権の保護を受けないと判断したのですが、その後、知財高裁(正式名称ではないですが・・)が、APIも著作権の保護の対象となりうると判断し、最高裁は裁量上告を受理するのを拒否しました。その結果、現在また地裁に審理が戻っています。
現在は地裁で損害論等が争われており、その中で、オラクル側の弁護士は、「Googleは、JAVAのAPIの著作権を侵害したアンドロイドでこんなに高額の収益を上げているのだ」と批判する文脈で、記事の数字が出てきました。
<追記>
琴坂さんが参考になる追加情報をPickされています。
https://newspicks.com/news/1357482?ref=timeline_125254
なお、本記事で論じられている、Googleによる非開示指定の申立てはすでに一度却下されており、さらなる不服申立てがなされている状況です。
加えて、Googleは、非アンドロイドの各デバイスに関する検索契約(検索エンジンのDefaultをGoogleに設定するもの)についての収益額、契約における収益分配割合等をチャート化して提出することを命じられているようです。
<追記2>
上記で損害論等と書きましたが、正確には現在主に争われているのは、GoogleのFair Use Defenseについてですね。訂正します。Javaはフリーの言語なので使用することにより、使用料を支払う必要があるというのがよくわからなかったので調べてみた。
一つ目の記事にあるように、組み込み機器にJavaを使用する(JavaME)の場合、使用料が発生するのですね。それを嫌がったGoogleが独自でランタイム環境を構築したが、そのコードの一部がOracleの著作権を侵害しているというのが論旨のよう。2つ目の記事にあるように、この点をGoogleも認識していたように見受けられる。
http://www.publickey1.jp/blog/10/oraclegoogleandroidjava.html
http://www.infoq.com/jp/news/2012/04/oracle-vs-google-week1アップルほどではないにしても相当の利益が出ていますね。しかしアップルはうまいことやってるよなー。シェアは圧倒的にAndroidの方が高いわけで。