今後はＭ＆Ａなどあらゆる選択肢検討＝株主総会でトヨタ社長

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「今期予想の２年連続減益について心配の声」とありますが、２０００年代に入ってトヨタさんが２年連続の減収減益になるのは確か初めてかと思います。それでも売上高は２７兆５千億円、営業利益は１兆６千億円の見込みで、前期は減収とはいえ、世界的に自動車が停滞気味の中「日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は897万１千台、前連結会計年度に比べて29万台 (3.3％) の増加（決算要旨）」だそうですから日本を牽引する大企業としてたいしたもの。長らくグローバルに覇を唱えた自動車と電機の２本柱の電機が力を落とした２０００年代以降、大規模産業とはしてほとんど唯一我が国の投資や輸出を引っ張り続けた自動車の中でも雄のトヨタさん、今後も本当に頑張って欲しいと念じます。
実は私が乗っている車はトヨタ車で、故障もないし走りも気持ちが良いし、前の某外国車は故障に嫌気がさして６年で乗り換えたのに７年経った今でも全く不満がありません。買い換えを勧めるディーラーさんが、少しは壊れる方が良いですかね、と嘆くほどの品質です。ただちょっと気掛かりがあるとすれば、自動ブレーキや自動追走、車線変更といった自動運転に繋がる技術の導入でメーカー間の方針（あるいは技術？）に差が出てきたように感じること。減収減益の原因がそのあたりの付加価値の差によるものじゃなければ良いけれど・・・
歳をとって来たので今度買い換える時は今の車についているミリ波レーダーによる追走だけじゃなく、複眼カメラも単眼カメラも赤外線レーザーもみんな駆使して最大限の自動運転類似の安全装置をつけて欲しいのですが、トヨタさんが非常に保守的に感じるのは私だけかしら・・・　(・・?　　素人故に本当のところは分かりませんが、今の車を買った当時の販売員さんの一人が「そこまでやると自動運転になるから当局の許可が大変なんです、もうちょっと進めて欲しいけどウチは慎重で」という趣旨のことを呟いていたのが妙に記憶に残ります。公道実験で手放し運転のビデオを出したら当局に大目玉を食ったと噂されたのも確かトヨタさんだった。我が国の自動車産業を代表するメーカー故の難しさかもしれません。「自動車産業が大きな転換期を迎え、異業種からの参入も続く中」とありますが、いろんな制約に果敢に挑み、大いなるターンアラウンドを遂げられるよう、大いに期待しています。(^.^)/~~~フレ！

今までは検討していなかったのか、と突っ込みたくなる。
それはさておき、自動車業界の環境が地殻変動しつつある中で、内部依存の連続的成長型R&Dでは限界がきているということとも見える。非連続や業界自体の変革時には外からの知見やアイディアをどう取り込めるか、トヨタがInnovationのジレンマにどう対応してゆくかが見ものです。

＞明日を生き抜く力として、今後はＭ＆Ａなどを含め、あらゆる選択肢を検討していかなければならない

トヨタのこの発言は、けっこうインパクト大きいですね。自前主義ありきの日本が完全に変化しそうな、、