野中広務氏 死去 自民党幹事長や官房長官など歴任

野中さんの最大の功績は、沖縄問題を解決した事だ。
野中さんは沖縄の全ての島を回り、全ての島で飲み、島の人々とじっくり話した。その結果、県知事も名護の市長も辺野古基地を承諾した。
小渕首相はその為に沖縄に感謝を込めて、先進国首脳会議を沖縄で行う事にした。
それが、民主党内閣の時にひっくり返ってしまった。
野中さんは、徹底的な平和主義で、在日問題、被差別部落問題などを無くすために頑張った。

寂しい限りで、胸に大きな穴が空いたようです。
政治家として、人間として心から尊敬し、手本と仰ぎ、多くを学ばせて頂きました。
私の教育長当時、地域と保護者、学校が一体となった学校改革を高く評価頂き、励まし続けてもらったのが懐かしいです。
常に物事の本質に迫り、深く考え決断・実行、ぶれずに誠実に。
平和と人権尊重、社会的弱者に寄り添い、優しさ溢れる政治家・実践者として生涯を貫かれました。
その高いお志に深く敬意と感謝を申し上げ、皆で引き継いでまいります。

中卒の官房長官、野中広務さん。厳しい出自、国鉄から叩き上げ、町議から共産党・蜷川知事と対決、副知事へ。国政に出たのは58歳と遅咲き、それでもずっと政治の真ん中におられました。ハト派の国士。個人的にも薫陶を受けましたが、憧れの生きざまでした。