伊藤忠商事、5−8時の「朝型勤務制度」を導入
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伊藤忠商事の社員です。(出向中)
伊藤忠はこれまで20年くらい、フレックスタイムでした。中にはただ単に遅く出社する人もいました。たまたま商社の業績が良かったこの何年かですが、日本全体が好況だったわけではない。伊藤忠のパートナー、お客様が苦しい状況にいる中、自分たちだけダレてていいのか、と。今こそ居住まいを正し、謙虚に真摯に仕事に取り組むべきではないか、と。そういう姿勢を、関係する皆様、世間に対して約束することが、今回の取り組みになりました。残業削減と業務効率化の面が大きく取り上げられることが多いのですが、思想としてはそういうものです。
加えて、今伊藤忠は「110運動」を進めています。これは、会合は「1次会のみ、10時には終える」というもの。サムソン社の「119指針(酒は1種類、1次会のみとし、9時には終える)」を見習いました。サムソンがそこまで危機感を持っているのに、伊藤忠がだらけてる場合ではないと。
商社との会合が10時に終わることを期待していない方々もいらっしゃるので、現場の裁量次第というところもあります。ですが、もし伊藤忠の社員を夜中に六本木で見かけたら、ひやかしてやって下さい。(笑)
以上、一社員の私的なコメントです。パワフルに働く面もあるかと思いますが、どちらかというと自由にさせるとパフォーマンスがでないというメンバーを子供扱いする方策ですね。個人的には一人一人が自由に選択していけることが大切であり、創造的で強いチームを作っていけることだと思っていますが。ただ確かに全員が自由を楽しめる制度づくりというのもとても困難な道だと思います。