豊洲市場、盛り土せず空洞換気 専門家会議提案へ
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>平田氏は「現時点でも安全だが、食の安全安心を考えれば上乗せ的な対策が必要」と指摘。
この平田座長のコメントが本質で、残念ながら「何らかの対策」を打たなければ都民は納得することは難しいでしょう。こればかりは、理詰めではなく感情論なので仕方ありません。
しかしながらコメント欄に散見される、「今の状況と技術であれば築地での再整備も可能」という意見には賛同しかねます。
物理的な制約・費用面での負担に加えて、複雑な利害調整も絡み、実際に試みながらも頓挫してきた事実や、都議会での徹底的な検証を顧みれば、極めて困難なことがわかるでしょう。
ありえるとすれば豊洲新市場に仮移転→築地を再整備して戻ってくるプランですが、追加費用は莫大なものになり、施工途中の環状二号線のプランも大幅に変更を余儀なくされます。
私個人としては、中央卸市場というシステムにそこまで投資するべきとはまったく思えません。待機児童対策に医療福祉、数千億円の財源を投資すべき施策はたくさんあるはずです。
「食の安全」を錦の旗にせず、そろそろ費用対効果や比較面からも多角的に検討・議論することが必要です。いろいろな話があり、吟味したわけではないですが、これまで読んだ中では橋本さんらが指摘していた「盛り土はそもそも必要なかった」という指摘が一番説得的でした。実態は必要ないが、念には念を入れて説明のために入れた工程、とも見えますが、結局やられてないことを考えると「念には念を入れたふりしたカラ工事」では?という疑念が出てきてしまいます
すなわち、最初からやるつもりはないが、予算を膨らますためにやっていたのだとすれば、問題は「工事がされてなかった」ということではない気がします
結果としてここの工事費が払われたのか、誰が受け取ったのかは知らないので、払われてないなら杞憂ですが橋下徹「築地問題がカラ騒ぎになる可能性をあえて指摘します!」(
http://president.jp/articles/-/20233?page=2)を読み、
かつ、
壌汚染対策の基本方針を決定した専門家会議の提言(http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/senmonkakaigi/09/houkokushoan2_09.pdf)
を、読めば。専門家会議が、今回の提案内容に早期に達した理由がよく理解できるのでは?
要は、土壌の汚染物質は全て除去し、地下水も建物建設前までに揮発性の汚染物質は環境基準に適合させるのが、対策であり。盛土やコンクリートは何のために必要なのかと言えば、「念のため」の対策ということ。
汚染物質の除去は完了し、地下水も環境基準に適合しているのだから、専門家会議の提言内容は満たされている。
それでは、世間は納得しないだろうから、盛り土・コンクリートに加えて、地下ピットの換気を加えたと理解します。