グーグルが最新人工知能使い囲碁ソフト開発 プロに勝利
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今年3月の第9回UEC杯コンピュータ囲碁大会ではFacebookのAIチームがエントリーしています。GoogleはエントリーしていなかったのでFBとの直接対決を避けたのかと思っていましたが、独自に人間と戦うんですね。
FacebookもGoogle同様に深層学習による評価関数の作成+効率的に深く読む探索アルゴリズム、というアプローチで相当強いAIを出してくるはずですので、近い将来、Google vs Facebook という戦いを囲碁で見たいですね。
なお、Googleは以前から囲碁に熱心で、深層学習を使った論文も何本か出しています。http://www0.cs.ucl.ac.uk/staff/d.silver/web/Publications_files/deepgo.pdf
昨年の論文では12層のニューラルネットワークで評価関数を作成し、人間における直感に相当する機能を精度高く作っています。このアプローチでは学習のためにサーバーを潤沢に用意する必要があるため、個人で戦うことは難しいのです。今年、速く深く読む探索機能も加えることで更に強くなった模様です。
FBマークザッカーバーグも囲碁に注目しています。
https://www.facebook.com/zuck/videos/vb.4/10102619979032811/?type=2&theater開発者などの間ではコンピューターがプロ棋士の実力に追いつくには、この先、10年以上はかかると言われてきた。にも拘わらず、あっさり勝ってしまった。幾何級数的な進化を象徴した出来事。
わたしは将棋を指すが、コンピュータによる棋譜分析をした時に、
明らかに人間の感覚では指せない手を最善手として提示してくる。
それは、コンピュータ同士で最善手を何手も先まで指した時に、最善と分かる手であり、
人対人の場合、お互いに最善を指し続けることが難しい。
コンピュータソフトが発展を続ければ、
プロ棋士が手も足も出ない時が来ると思うが、
人間が走って自動車に勝てないのと同じようなもので、
技術が進歩しただけに過ぎない。
むしろ、コンピュータソフトの発展により、
これまで一人で将棋の勉強をしやすくなり、
結果として将棋愛好家が増える一因になっている。
そして、プロ同士の対局は、対局内容も面白いが、軽妙な解説が面白くて、
対局+解説で一つのコンテンツとして面白くなっている。
その解説に、コンピュータソフトを使っている棋戦もある。
結局、コンピュータソフトの発展が、
囲碁や将棋のコンテンツ自体を面白くする要素となっているので、
どんどんコンピュータとプロが対局して、
ソフトを発展させて欲しいと願う。