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"1分でもできるだけ速く届ける"ことを競争原理として物流スキームを組んでいる中で、荷物を常に動かし続けることが宅急便会社の原則だと思うんですね。
そこで、「いや、俺の荷物遅くても良いです」という選択肢を認めてしまったら、むしろオペレーションが複雑になるし、在庫が溜まって邪魔にならないのかな。
スピード配送には対価を支払うべき付加価値があるという考え方になっており、日本とは真逆の発想。
ヤマトや佐川の過当競争があるせいでなかなかそうはならないが、どちらが良いのか?は何とも言えないところだ。過剰品質だけをやめようとするのは結構難しい。
http://www.motopit.com/
こちらは元々バイクの修理屋だったのですが、トラックでバイクやクルマ、ジェットスキーなどの車両の運送を始めたところ、それが当たって業態を変更。全国どこでもヒッチハイク形式で到着日は業者側の指定とすることで、格安の料金を実現しています。近所のトラック持ってるおっさんみたいなもんですね。
いろいろな観点があるが、お急ぎ便にしないで、2日〜3日みたいな感じで指定した場合、不在率が高くなるから、なるべくデフォルトで明日、みたいな形になってるって側面はあると思う。
また、寒暖サンタさんが記載のとおり、出荷元で出荷時間を調整するのではなく、宅配業者側で日時調整するのは、在庫スペースの問題で難しい気がする。
止まらずに流れていく前提で仕組みが構築されてると思うので、流れるスピードが違う荷物が混在すると、逆にオペレーションのロスになるのでは、と。
個人的には、急がない便があってもそんなに配送効率とかは変わらない気がする。結局出荷が膨らむときは、オンタイムでほしい(例えばクリスマスとか)が多そうだし。
個人的には、再配達に課金する制度が一番しっくりくる。
通常の宅配は値下げして、再配達コストを負担してもらえばいいのではと。
宅配大手の自社ドライバーはまだいいが、下請けは配完数×単価での契約がまだまだ主流であり、仮に200個持ち出して200件配送回っても、100個しか配送できなかったら、100円×単価。これ絶対おかしい。
運送業者側の視点に寄りすぎと思われるかもしれないが、そうやってきちんと実態に即した形で料金を頂いて、その上で収益を上げて、さらに便利になるように、宅配大手が投資したらみんなハッピーなんじゃないの、と思う。
例えば、稼働が低い時間に「再配達なし指定」を付けて注文時に依頼すれば、キャッシュバッククーポンを付けるとかは一つの方法だと思う。Amazonには配送料の値引き、顧客にはクーポンの値引き、ヤマトは稼働率の向上によるトータルコストの削減。もし、急用が入って再配達が必要になれば、その時にクーポンをキャンセルするなどの方法もある。
あとは在宅・不在が第三者に分かるというセキュリティ面でのリスクは一定ある(ただそもそもピンポンとかでもある程度分かるとも思う)が、当日にどの時間だったらいるかをSMSで聞いたりとか(それによって稼働が低い時間指定にインセンティブを付ける)。
細かく調べていないが、普段の自分のAmazon導線やヤマト導線では、ここまではされていないと思う。
年末年始だけでないですが、焦りが様々なトラブルを誘発しているのは事実でしょう。
都会はギスギスしていますからね。