インスタグラムだけではない──ロゴ変更は企業の「決意表明」、各社の新旧デザインを紹介
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「非常口」の案内で知られるピクトグラムの発祥は日本です。1964年東京オリンピックの際、どの国の人が見ても分かるように、と考案されたようです。
他方で、最近の企業ロゴも、どんどん平板になっています。これも、世界共通を目指した結果なのでしょうか。インスタは最近本国チームが来日してメディア向けにヒアリング会を開くなど積極的にビジネス展開を始めている。その一貫としてのロゴ変更。だけど、やっぱり慣れない。
インスタが流行ったのは、やはりかっこいいビジュアルを共有したいというところ。感度が高い人から拡散していった。TwitterやFBとの違いはここ。
なのに、万人向け、ひねりのないアイコンは抵抗があるなあ。
アイコンは企業の精神を表すと思うから、なんとなく先行きがつまらなくなりそうな予感。。
airbnbもUberも成功しているとおもうけど。タイトルにあるように、ロゴ変更は企業の「決意表明」であると同時に「アイデンティティの再認識」でもあると思います。
他記事でもコメントしましたが、こうしたロゴやマークを通したCI(Corporate Identity)活動が、1970年代に起こってきたグローバル化の波に対応するために活発になりましたが、当時の本質は「名も知られていない」企業がその存在を世に伝えるためのものでした。
しかし、今回のインスタグラムはというと、かなり知名度が上がってきた段階での変更となります。つまり知名度以外のもので、その変更により世の中に「伝えたいこと」があったということです。
じゃあどうやって伝えたいことを伝えるのとなると、人間はまず何よりも先に「視覚」によって対象を判断します。なので、「図形・文字」と「カラー」と、大体この3つの組み合わせで決まるのでしょう。
例えば、カラーでいうと、オレンジは温かみやパッション、ブルーは知的や誠実などを連想させるみたいです。
コカコーラやマクドナルドのブランドカラーとして定着しているレッドなどは、従来食品・飲料業界ではあまり好ましくない色だったみたいですが、それでも今日ブランドを象徴するカラーになっていることも、そのブランド力を表しているということでしょう。
◼︎ カラーと企業ロゴのまとめ
http://matome.naver.jp/m/odai/2138002487162031101
図形と文字のところで考えると、スポーツブランドなどは図形が多く、家電ブランドなどは文字が多いと少し傾向があったりもします。それぞれに理由があるのでしょうが、やはり図形ひとつで伝えたいことを伝えられたら、それが一番いいのではないでしょうか。
図形のパワーが強くなると、仮にカテゴリごとにマークを多様化しても、その図形ひとつを付け加えるだけでひとつのブランドとして機能します。こうしたブランドはホントに強いなと思います。(NIKEのswooshなど)
今回のインスタグラムはその伝え方が「図形とカラー」であり、確かそのメッセージは「シンプル」「多様性」というものだったと記憶してます。
こうしたチャレンジ、その背景に隠れている決断に至るまでのストーリーなどは個人的に非常に興味深いですし、応援したいアクションです!