「社会人＝理不尽にも耐えなければいけない」という誤った常識

あの理不尽加減に耐えてよかったって思いたいから、あれはいい思い出だよって、思い込むのが怖いよね

それは本当に理不尽か？

自分の思い通りにならないこと、自分に不都合なことは理不尽とは言わない。もしそれが定義だったら、僕の人生は理不尽の連続です。そんな人生やっていられません。笑

就職して、理不尽だと思うことがあったら、なぜ？を考えることです。会社や上司に都合が良いことを優先なんだなとか分かるようになります。自分が少し上の立場になったつもりで考えてみるのもありです。

社会人は理不尽なことを我慢するものだと短絡的に受け入れることが問題なんです。それを続けて思考停止になった結果が、あなたが尊敬できない上司や先輩です。将来そうなりたくなかったら考えることです。

完璧な職場などありませんから職場のあら探しをして転職を繰り返すことは必ずしも自分を大切にすることではありません。自分を大切にする人はまず今の環境をいかに楽しむかに全力を尽くします。例えばその仕事の中で目標を設定しそれに向かって努力すれば自己実現サイクルが作動して楽しくなるかもしれません。

またまわりとの相互理解を深めるためにオープンハートで歩み寄れば対人調和サイクルが作動してこれまた楽しくなるかもしれません。そうやって色々と努力しても苦しみがどんどん増加し元気が減っていくようであれば休職や転職を考えることが大切だと思います。

アドラー的に言うと、これまでの過去の出来事とこれからの未来の選択には何ら因果関係はない。ついつい過去に自分が経験したことを正当化して誰かに伝えてしまいがちだけど、それが万人に当てはまるとは限らない。「若いころの苦労は買ってでもしよう」「社会人になったらまずは3年間頑張れ」といった通説も、人によって最適かどうかは異なる。この点は注意しておかなきゃ。