「世界が一向に良くならないのは、あなたが何もしてないから。」といわれた時の話。
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ここで往々にして、どうして信頼関係のない上司を忖度しないといけないのかという意見が出そうですが、ポイントは上司とではなく、心を開けということなんでしょうね。私も20代の頃は不満ばかり言いながら仕事していたので、個人的には響く話でした。
引用
「いいですか、20代の半ば、そろそろ子供はやめましょう。世の中は誰もあなたのために世話を焼いてくれません。欲しいものは、自分で掴みに行くんです。でなきゃ、一生負け続けますよ。それで良いんですか。」
先輩は、その場で私に以下のことを約束させた。
引用
・不満を顔に出さないこと。
・上司の悩みを聞くこと
・上司を褒めること「世界」ではなく「組織」ですね、この話は。
そうやって下からの組織改革を積極的にリスクを取ってやって行き、組織内から絶大な信頼を得ていくと、重要な人物になり過ぎて、やがて信頼していた先輩や上司はいなくなるので、自分は危険分子とみなされパージされる。
私はそれを小学校の頃から繰り返してます。
組織をクソだと思うのは、個人の尺度から抜け出せてないから。組織には組織の論理があります。そこに順応できれば「世界」は変わる。
一方の「世界(地球上のヒトの社会)」はこの100年とか400年の間に随分と良くなり続けています。それをただ知らないだけ。社会人デビューの会社で、配属された地方の営業拠点。
営業スタイルが分からずなかなか結果は出なかった。
けれども、とにかく優秀な先輩と週3回呑んでいた。
全く苦痛ではなかった。色々な商談事例を教えてくれた。
そして日中はそれぞれの顧客先に連れ出してくれた。
そのうちに、先輩の異動に伴い既存客を引き継いだ。
顧客の将来を踏まえ、会社の営業方針とは異なる提案をした。
上司からは再考を促されたが先輩からは頑張れと声をもらった。
協力会社さんと一年近く顧客に通って、リプレースに成功。
けれども、会社の将来性に見切りをつけて転職することにした。
退職の挨拶に協力会社さんを出向くと、ウチに来ないかと声を掛けてくれた。
いつも呑んでいた先輩は、快く送り出してくれた。
それから10年以上経つが今でも年賀状をやり取りしている。
私も仕事に取り組む原点は、目の前の人を変えてやろうとする意識だけなのかもしれない。
このストーリーを読みながら、広島支店の先輩方の顔が浮かんだのでついつい書きすぎた。