フィンテックは銀行を破壊するだけではなく、プラットフォーム化する
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金融系のベンチャーもいろいろなので、破壊するものもあれば、強化するものもあるでしょう。ただ、今のような窓口にわざわざ行って、人が対応する、というのは今後は激減するのは間違いないですね。
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どんなに巧みな言い回しをしたところで、フィンテックベンチャーが銀行業界の敵であることは間違いない。
小売業におけるAmazonや、広告業におけるGoogleがそうであるように、新興勢力は明らかに既存勢力から利益を奪っていく。
ではどうして銀行はそんなことは百も承知で、敵の口車に乗ろうとするのか?といえば、いち銀行にとっては銀行業界の安泰より、自分の銀行の安泰が大事だから。生き延びるためには、同業者を出し抜いてでも、早めに味方になるしかないと考えるから。見出しが悪い。文を読むと「破壊するだけではなく」というより「破壊するのではなく」のほうが適切だと思う。イメージ、MVNOに対してのキャリア土管化に近いと思う。
銀行は規制事業。それゆえ、簡単にリスクを取れない。一種別働隊的に動くベンチャーに接続をすることで、その実験をする形。
逆に、銀行が本気出せば出来る領域は結構ある。例えばネット金融はその最たる例で、オンライン化で出遅れたが、今となってはネット専業銀行はほとんど世界中でも見当たらない。本気出すために必要なことは、ベンチャーが一定成功と失敗を経て、規制ラインがどこか見極めること。そしたら買収含めてお金を投入することができる。特に、資本力勝負をしようと思えば、やはり銀行は巨大な存在。
個人的には、ロボアドバイザーはそうなっていくと思っている。システム投資・人件費投資が一定必要で、それは通常の資産運用業より初期コストがかかると思う。またtoCなのでマーケコストもかかる。競争も激しくなってきて運用報酬が下がっていくと考えると、0.5%くらいをベースで考えると、売上高10億稼ぐためには2000億円の残高が必要。ちなみに現在、さわかみ投信の運用残高が約2500億円。ETFだともっと大きいのは一杯あるが、ロボアドバイザーはコンセプト売る必要はあるし、儲けが出るまで拡大するのは、相当に難しいのではないかと、先日運用業界出身の友人と話している中で言われて、改めて思った。