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先週、三重県名張市で未来の教育に関するカンファレンスがあり、その際会場の人に「これから必要な力とは何でしょう?」とその場でスマホでアンケートをとったんです。どんどん投稿された答えが舞台上に映写されて「人工知能に負けない力」「生きる力」等あったのですが、その中の一つに「ピコ太郎」とありました。
一瞬「?」と思ったのですが、「あー、確かにそうだな」と。
「英語」「短い動画」「PPAPという簡単なフレーズ」「You Tubeという広範なプラットフォーム」そして、資金のある会社ではなく個人。
古坂大魔王さんは芸人で、私自身は以前から好きでしたがテレビで見る日は少なく、日本でも知ってる人は限られていた。
けれど、PPAPで大爆発。近々、ソフトバンクのCMでジャスティンビーバーと共演するまでになっています。
誰でも発信者になれ、上手くすれば世界にその作品を届けることができる時代になった。
それを象徴した出来事だったなと思いました。
そのインフルエンサー同士がネット上で情報交換しプロジェクトをスタートする流れも広がってきていて、昨今は国を超えてそれをマネジメントする会社も生まれつつあります。
今まで会社に所属する事が前提だった概念が、ネットの発達によって流動的にプロジェクトベースで広がっていく流れはまさにそうだとおもいますし、お金に関してもクラウドファンディングで集める事も可能です。
ちなみにイーロンマスクの発案で生まれたHyperloopという技術を継承している会社は主に2つあるのですが、そのうちの一つHyperloop Transportation Technologiesという組織は全世界の英知をクラウドソーシングで集め、母体のJumpStart incという会社はクラウドファンディングも行っている企業です。
Hyperloop Transportation Technologies
https://en.wikipedia.org/wiki/Hyperloop_Transportation_Technologies
JumpStart
https://www.jumpstartinc.org/#1
現在はフランスなどで実験等も開始していて、このような世界的なクラウドでの繋がりの流れはさらに加速していくだろうと思います。
Hyperloop Transportation Technologies to launch location in France
http://www.bizjournals.com/losangeles/news/2017/01/24/hyperloop-transportation-technologies-to-launch.html
今から10年近く前の話なので、今から考えるとかなり先取りしたアイデアだったんだなぁと。
スモールIPOするくらいであれば、クラウドファンディングの方が効率が良いとは、確かにその通りだと感じつつ、クラウドファンディングで10億調達する力があれば、IPOを目指せばさらにキャッシュを集めスケールさせることもできる気もする・・・
ますます教育が大切だと実感しました。夢を諦めさせ、現実に引き戻すような指導ばかりしていないか。教える側がこういった最先端の動きや可能性を知り、今の常識を疑っていかないといけない。
結局何を自分の売りとするのかを常に考えなければならない。