夢の治療があと数年で実用化へ 再生医療は「ストック細胞」で加速、大手製薬会社も本腰
産経WEST
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ヒトの網膜は厚さわずか0.2mmほど。そんな薄いレイヤーは10層もに分かれていて、これが侵されれば光を失います。iPS細胞による再生医療が貢献する分野は広く、多大だと思います。
多能性幹細胞を利用した臨床試験で最も進んでいるのが網膜変性症の治療です。眼科疾患が先頭を切って進展している理由としては、
①失われた網膜色素細胞を補充すれば、それが分泌する成長因子によってサポートされる必要がある網膜の視細胞を回復できるという、明瞭なメカニズムがあること
②移植治療に必要な細胞数が他の疾患より圧倒的に少なくて済むこと(10万個程度)
③眼球の中の移植は、通常の眼科診療に用いる光学的検査機器で体外から観察と診断ができるので、もし癌化した場合でも、レーザー光で細胞集団を死滅させるなどの緊急対応が可能であること
④眼球中は免疫隔離状態なので、自分自身由来の細胞でなくても、移植細胞に対する拒絶反応が弱いこと
が挙げられます。