マツダ、米国でEV発売へ 19年、トヨタと技術開発も
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「ビルディングブロック戦略」として、内燃機関の改善に注力し、段階ををって電化を進めるとしてきた従前の方針通りであろう。これが実現期に来た。ディーゼルとEVの両極端なユニットを手掛けることに違和感を感じた人もいるようだが、マツダの基本的な考え方は一度もぶれたことは無い。
ただし、これらに加えてロータリーエンジン搭載のレンジエクテンダープラグインも開発中。水素ロータリーも手掛けるなら、マツダは、HCCI、クリーンディーゼル、ロータリー、PHV、EV、水素エンジンら非常に幅広いパワートレインを自主開発するメーカーとなってしまう。
「やり過ぎにはご注意」といえば、マツダ役員は「うちには世界トップレベルのMBD(モデルベース開発)の力がありますからね。スーパーコンピューター投資金額はトヨタ以上です」と自慢の回答。
あまり自信過剰になるのは、いかがなものか。「内燃機関を極める」姿勢を明確にしているマツダがEVやHVについて、どこまで「独自性」にこだわるつもりなのか、私は小飼さんの共同インタビューに参加していないので詳細は分かりません。広報やエンジニアとして話している限りは、そこまで戦線を広げるのかどうか、少々疑問です。
ロータリーエンジンについても、研究は続けていますが、コストを含めた優位性について、まだまだ市販の決断ができないでいると聞きます。もう少し中身を精査したいところです。日産ノート「e-Power」(シリーズハイブリッド)や欧州PHEV・EVの逆襲で、トヨタのTHS(ハイブリッド)が古く思えるようになった。パリオートショーで見せた電動化のトレンドはトヨタも想定外だったようだし、期待されている4GのプリウスPHEVは大幅に生産が遅れ気味。マツダも電動化は進めているが、トヨタと同じく出遅れ感は否めない。出遅れたメーカー同士の技術提携で間に合うのだろうか、と心配になる。