「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか
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子どもが何かをするのに環境を整える、というのは親の役目ではあるんだが、こと勉強に関しては、家庭外へのアウトソースがしやすく、目に見えてコストをかけやすいところだと思う。アウトソースしつつ家庭内で手をかけた例が東大理Ⅲに子ども全員入れた佐藤ママだろう。
往々にして、親が貧しいところは、収入の面もあるのかもしれないが、時間の使い方とかそれが将来にどうつながっているかの展望なんじゃないかと思う。ここら辺は、親のその親からの影響なのかもしれないが、親自身も自己効力感が薄かったり、努力することとか、それによる結果を得ることの経験が少ないことが影響しているのかもしれない。それが故に子供にも同じように接してしまう。。。
負の連鎖ではあるけど、せめて子どもが属するなんらかのコミュニティ(学校でも部活でもいいんだが)の中で、自己効力感を得られるような経験をしてほしいと思う。親はともかく、子どもが努力し始められるように。
注目のコメント
ここでは塾にフォーカスしているが、文化資本や関係資本の獲得、蓄積に対するある種の投資も同じような結果になるのではないか。
迅速に公的支出の再配分を願いたいが、データやエビデンスがあってもなかなか動かない中でも、地道な活動と、付随する成果やインパクトを発信していくしかない。野付敦先生の仰る通りかと思います。年収700万円以内では年収と幸福度が正の相関を示すというデータがあり、また幸福度と自己肯定感は正の相関を示すというデータがあります。つまり貧困は自己肯定感の低さと相関があります。佐賀のがばいばあちゃんのような例が示す通り、親が経済的に貧しいことよりも親が精神的に貧しいことが子供にとって非常に不利なのだと思います。
自己肯定感の欠如は世代間連鎖しますし、自己肯定感が欠如していれば「どうせ頑張っても無駄だろ」と自己効力感も低下し自己実現が困難になり、また自他を否定的に受け取るため対人調和も難しくなります。その結果、夢も愛も見失い孤独から逃れるために物質的快楽へ走らざるを得ないのです。そのような子供にはまず自己肯定感の回復が最優先であり安心できる居場所と何でも話せる相談者の存在が暗闇を照らす光となります。
〈追記・修正〉野付先生、失礼しました。仰る通り「生徒一人一人の言葉を聞いてあげるゆとり」こそ最重要と思います。しかしみんな時間に追われているので途中でアドバイスしちゃうんですよね。でもアドバイス=ありのままの否定ですから余計に彼等を傷付けてしまう訳で。。