シン・ゴジラ 石原さとみの英語を聞いて帰国子女が思うこと
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もともと英語環境で育った人ではなく、しかも、全国+世界に配信されている映画で、堂々と英語を話せる日本人が何人いるかと考えると、単純に凄いなあと感じました。
私も3月にシンガポールに来てから、英語で人前で話す機会がすごく増えていますが、上手い下手とか言ってる場合でなく、やらなければいけないことが沢山出てきます。
ちょうど、今朝もベトナムの大学で英語で話す機会がありました。一人ネイティブらしい発音の外国人がいましたが、それ以外は外国語としての英語。日本語なまり、ベトナム語なまり。なまりがあるからといって、こういう機会を断っていたら次がありませんね。
ましてや世界に配信される映画で英語を話すのは、ご本人もプレッシャーがあっただろうし、評価を心配されたのではと勝手ながら想像しています。
もちろん、より上手であることには越したことがありませんが、いろいろと気にして英語の会議で一切発言しなかったりという場面も何度も見てきています。国際会議なんて、中国語なまり、イタリアなまり・・・と何でもあり。そうした場で発言をするハードルをまず超えてからの、他人様の英語の評論でしょうね。結論にとても同意!(詳細は本文を…)
という点はおいておいて、自分も帰国子女(日本語での教育が主だが…)なので思うことを書くと、記事が書いている「なんとも言えない違和感」は自分も感じた。ただそれは役柄が米国人設定で「求められていた」のだろうと思う。
一般社会で発音についてどう思うか。記事にあるように、まず「頑張っているな」と思う。でも実務上では単語をはっきりと発音してカタカナ英語でしゃべるほうが伝わると思う。
実際に自分も、英語ネイティブな人と話すときはベラベラしゃべる(むしろ自分がネイティブではない…)が、お互いの共通言語が英語ゆえに英語でしゃべる時はカタカナ英語でしゃべるほうが自分のスピードも落ちるし子音もはっきりと言うので、意識的にそうしていることさえある。それゆえ、飛行機でのアナウンスで無理に巻き舌をしようとしているときとかは「もっと抑えればいいのに」と思うことが正直ある。
個人的には発音については、ネイティブっぽくする努力より、カタカナ発音でもしっかりと聞こえるような発音を努力するほうが、ビジネスの現場としては努力対効果は圧倒的に高いと思う。
ちなみに、昔アメリカ人の上司とイギリス出身のメンバーの3人で会議をしたことがあった。そのイギリス出身のメンバーはなまりが恐ろしく強く、正直かなり聞き取れなかった。会議後に上司に「なんて言ってたの?」と聞こうと思ったら、むしろ上司から先に「あれ、分かった?」と聞かれた思い出がある。外国人の一定日本語ができる方のほうが、なまりが強い日本人よりも分かりやすいのと同じ。結論には深く同意する。
そしてこの人の文章はとっても面白い。海外育ちっぽいユーモアに溢れてる。海外からの視点で日本人の英語をこういう風に見たことは無かった、気付きのある記事です。
※追記※
発音について思うこと。
発音について悔しいのは、「LとR」がまじで伝わらない時があります。最低限伝わる発音は意識したい。
もう一つ、こないだ社内でインド出身の人間と話していたら、彼が言ってる疑問文が「Why」なのか「How」なのか、何回聞き返してもわからないということがあった。でも会話は成り立つんです。ちなみに僕の英語は彼にいつも添削してもらってます。
上手いか下手かを議論するとか、やっぱおかしいよねえ。