総務が社内で嫌われると「働き方改革」は失敗する - なぜ、「戦略総務」か?
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私もここ数年は総務のポジションにいる中で感じることとして、総務部の最も重要な仕事は、「情報管理」にあると思います。
それは個人情報や顧客情報を管理するということだけを指すのではなく、各管理部門がもつ情報を統括し、部門ごとに情報の壁ができないようにする。
あるいは管理部門と販売部門、管理部門と製造部門、販売部門と製造部門の間で必要な情報を共有できるようにする。
そして、経営トップが発信する情報(経営方針・経営理念など)を社員へ流す、逆に現場の情報(課題・提案など)を吸い上げ、経営者が的確な判断を下せるように補佐する。会社の中で、情報管理の“司令塔”として機能することが、総務部の最大の役割だと考えてます。部下に口を酸っぱくして言うのは、社員の声なき声に敏感に反応するようになってほしい。不満分子の存在、トップの方針が伝わらないとしたらどこに隘路があるのか。アンテナを張り続け、そこを探るのも大事な役割だと思ってます。
総務部に情報が集約され、必要な情報の共有化ができる会社では、経営トップは会社全体にとって最適と思われる経営判断を下すことができます。一方、各部門レベルで情報が滞留している会社では、部門長が下した結論が会社全体にとっても最適なのかどうか、経営トップは判断することができません。"知っておいて欲しいのは、「何を言うか」より、「誰が言っているか」の方が現場社員の心理に影響を与えることである"と。その通りだと思う。
そもそも、改革は嫌われるもの。なぜなら、人間は現状維持バイアスが強く働き、変化を嫌う生き物だから。ドラスティックな改革ほど、嫌われやすい。
だからこそ、トップダウンが必要。
「英語公用語化」なんて三木谷さんが推進してなかったら絶対頓挫していたし、日本電産の働き方改革も永守さんが自ら発信したからインパクトがある。「何を言うか」より「誰が言っているか」というのは、
「一貫性」があるかということです。
「残業はダメ」だという上司がめちゃくちゃ残業していたり、
「健康が一番」と言っているのに毎日カップラーメン食べて肥満体型だったりすると、
聞き手が言葉だけで行動が伴っていないのだなと頭の中で考えてしまうため、言葉が入ってこなくなるわけです。
人は、言葉ではなく、行動でみています。
信頼は行動でしか得られません。