この連載について
「第4次産業革命」──このビッグワードに対する注目度が、2015年に入ってから急上昇している。この「第4次産業革命」とは何を意味するのか。
本特集では、Part1では、第4次産業革命の本質を、専門家への取材などにより解説。Part2では、日本のライバルとなる、アメリカ、ドイツとの戦い方を分析。アメリカの第4次産業革命のリーダーである、GEの事業変革と意識変革をリポートする。
そしてPart3では、第4次産業革命による成長を目指す、日本の政府、企業の戦略をリポートするとともに、第4次産業革命時代のリーダー、マネージャー、ビジネスパーソンの生き方について考える。
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ちなみに、「日本がロボット大国」というのはそのとおりなのですが、この数字を見てわかるとおり、「産業としてはひじょうにニッチでたいした規模ではない」=産業全部を合わせてもグーグル一社の売上に達しないので、全体の中でこの時代に「日本」とファナックを入れるのは違和感あります。コンピューター時代以降は、最初の頃のコンピューター・ハードウェア全盛の短い期間を除き、ぶっちゃけアメリカ一極になってしまっています。
なるほど思ったのは、以前NHKのニッポンのジレンマの中で角川の川上さんが語ってましたが、産業革命が起きて機械を誰が所有するかが重要になり、資本主義も発展したし、逆にそれをみんなで持とうということで共産主義が広まったとのこと。
ロボット化、AI化が進む今回の革命においても、ではそれは誰が所有すべきなのか、という社会構造上の揺り戻しが来るのでは、という予言をしていて目から鱗でした。その意味では、近年検討されるベーシックインカムとかも人によってはそういう文脈で語られていることがあるようには感じます
それにしても第3次のネット革命で出てきた企業の一覧を眺めていると、Googleも20年たっていない、Twitterにいたっては10年など、本当にまだ歴史が浅いんだよな、それでもこれだけ巨大な産業になっているんだ、ということに改めて驚きを感じます。
これを振り返ると、AIやIOTは、第3次の延長線のような気がする。
むしろ、医療や生物系こそ、第四次ではないか?
生物的という意味でのロボットやDNA解析へのビッグデータ活用は範疇に入れてもいいが。
<追記>
あとは、半導体、ディスプレイ、TV、通信機のところが抜けている。
ファイバー、レーザー、CRTなどはインパクトあったはず。
本当に今が第4次なのか?革命的な変革は起きるのか?どこが起こすのか?気になりますね。
個人的には、第4次はまだまだ想像を超えたような現象が起こると考えています。
過去を振り返れば、産業革命のたびに人間の労働が集約化されて忙しくなっているという共通点があります。
「AIに仕事を取られて失業する」というのが非現実的であるということがわかります。
今のままの仕事はないかもしれませんが、別の新しい仕事が出てくるでしょう。
人工知能やロボットに関する議論では「なくなる仕事」について言及されることが多いですが、「生まれる仕事」について、もっともっと議論できるといいのだろうと思います。