自動運転車での提携を正式発表、グーグルとフィアット・クライスラー
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正式に発表になりました。フィアット・クライスラーが前のめりになって提携を進めたのに対し、GMは主導権をグーグルに握られないよう、激しい交渉を展開しているとも伝えられている。
シリコンバレーにAI、コンピュータービジョン、ソフトウエア、セキュリティーなどのエンジニアがますます集まり、獲得競争も激しくなっている。
さてシリコンバレーにAIの会社を立ち上げたトヨタはどうでるか。
昨年の12月にトヨタAI会社のギル・プラットCEOにインタビューした時には、「データと計算資源に価値があり、AIのアルゴリズム自体には価値はない。トヨタの年間販売台数は1000万台。1台1万キロメートル走ると仮定すると、直近10年間で販売した車から毎年1兆キロメートルの走行データが集まる。安全性向上などに活用していく。将来はモノづくりとデータ活用への投資額が逆転することもありえる」と自信を見せていた。具体的に何をどこまでシェアするのか、提携の結果得られる知的財産の帰属をどう整理しているのか、気になります。あと、エクスクルーシブでないというところも大変重要。
まあ、やってみよう、という初期段階の提携に見える。
FCA(フィアット・クライスラー)はこれまで、新興勢力と連携するが、結局は関係解消という過去がある。例えば、EVではA123システムズ(当時)と。
マルキオンネCEOと以前話した際、彼はとにかく新規技術開発に対してコンサバ。今回の事例でも、提携しても、すぐに離婚できるような契約のはず。
また、グーグルとしては、これまでの投資分を回収する「目途」を立てているだけに思える。各社に技術を分散して売って、結局は売り抜けるかも?