野球場からボールパークへ。ハードの魅力でファン拡大（中島大輔）

意外とメジャーリーグと平均動員数が変わらないのにびっくり。

仙台では球場のドーム化を望む声もあったそうですが、楽天は天然芝化を決断。百聞は一見に如かずと言いますが、新装されるコボスタか、広島のマツダスタジアムに是非足を運んで欲しい。天然芝で野球を見る喜びが伝わると思います。

よく野球離れ、と言われるけど、減っているのは巨人の人気で、球界全体としては減ってないのが、この観客動員から見える。
今までテレビで巨人戦を見ていた層が見なくなって、地元のチームを見に、球場に足を運んでいる。極めて健全。

本稿で語られているのは球団主導のハード面の整備(=ボールバーク)化だが、補足すると、NPB主導によるハード面の整備が進むかどうか？にも注目したい。
昨年10月31日、NPBは本塁上のクロスプレーにビデオ判定を導入する方向で検討することを表明。同時にMLBでは既におなじみのトラッキング技術でストライク/ボール判定をするPitch f/xの導入も、審判の技術向上を目的に導入を検討すると報じられた。これが進むのか？にも注目したい。
今やMLBではトラッキング技術で得られた膨大なビッグデータは編成や戦術、育成、故障防止と多岐に使用されており、また、ファンに新たな野球の楽しみ方を提供する上でもなくてはならないものになっている。NPBでも早期の導入を期待したい。