ジョブズも顔負け? 新商品発表会のチケットが売れる中国スマホメーカー「Smartisan」
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スマホはもうスッカリ中国勢が技術で米かん凌駕しましたね!家電に始まりドローンを制し、そしてEVカーまで世界ナンバー1を狙っています!
彼等の既存製品を革新する知恵と開発力は凄いですね!
己の人生は自分が自ら切り開くしかない厳しい生存競争社会で鍛えられた人達の逞しい執念を感じます!
注目のコメント
なぜ今、Smartisan(锤子手机)が日本で話題に?とびっくり。中国テックへの注目度が高いからでしょうか。
記事にもありますが、同社のCEO、羅永浩は人気英語教師出身の連続起業家。ブログサービス「牛博網」に続き、2012年にはスマホ参入を宣言。さらに今年はウィチャットキラーとちょっぴり騒がれたBullet Messaging(子弾短信)もリリース。タレント的人気を誇るCEOなので、発表会のチケットが高値で売れるのも納得ですね。
さて、Smartisanですが、なんでノウハウもなにもない人がいきなりスマホを作れるようになるのかは拙稿「作らない製造業」『ニューズウィーク日本版』2017年12月19日号を読んで頂きたいです。
簡単にまとめまうと、中国スマホ産業はアウトソーシングが徹底されており、シャオミのような大企業ですら一部機種については設計、組み立てを外注しています。ノウハウゼロの人間でもお金さえあれば自己ブランドを容易に立ち上げられる構造があるわけです。
結果として、山のようなブランドが誕生しました。日本人が知らないブランドは腐るほどあります。
今までは成長市場で弱小ブランドも生き残って来れたのですが、スマホ市場がシュリンクするにつれ、シェアは大手に集中する傾向にあります。大手携帯ブランドの金立まで倒産するという話が出ているほどで、Smartisanも苦しい戦いを強いられています。なるほど、別のニュースでコメントしたメッセージアプリの子弾短信(Bullet)は、このスマホのデフォルトSMSアプリなのね。スマホ自体の方が本丸のようですね。
https://newspicks.com/news/3283270/
注視したいが、Bulletの先出し、話題の作り方、キラー機能などマーケティング要素が強く、本質的にユーザニーズを突いた商品ではないのでは、と言う気がしてます。
高すぎてスマホが買えなかった2010〜12年ごろ、小米が、簡単に言えばiPhoneのパクリが2万円で買えることで一気に広まり、爆発的に売れた結果、さらに裾野が広がって1万円しない安いスマホがたくさん登場しました。
2016年くらいになるとOppoとVivoが席巻しましたが、これは「もはやパクリでは満足できない、中国に芽生えはじめた独自のニーズ」をきちんと捉えたからと言われてます。
例えばセルフィ好きのニーズに合わせてインカムの品質を良くしていたり、サブスクリプション型音楽プラットフォームの登場にあわせてやたらと高音質なオーディオにしていたり。
果たしてSmartisanが、単なる売り文句のブラフではなく、そういうニーズを捉えていて本当に使いやすいのか。
新しいもの好きの中国人はもう、新しいだけではすぐ使うのをやめてしまうし、すぐ「使えない」という噂が広まります。
(正直インフィニティディスプレイすごく使いにくそうwww 絶対周りの何かにぶつかるし、歩きながら使ったら元の場所分からなくなりそうwww)
今後が見ものですね。中国での販売ランキングは23位。少なくとも23以上のメーカーがスマートフォンを販売していて、日本とは大違いだなと思いました。競争が激しい分、色んなスマートフォンが発売されますね。良いことだと思います。
1TBストレージのSmartisan Nut R1は、ドコモのプラチナバンドに対応、日本語の設定も可能。一時期、日本市場に参入すると言われていたけど、結局何も無かった。今も日本市場を狙っていそうな気はします。